↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/106

湖のダンジョン .5

ミコの視点



私は巫女。湖の主様の怒りを治めるための話し相手をしていました。

私の住んでいた村は、主さまと共存していました。

湖の魔物を食べてもらい、漁師たちに安全に漁をしてもらい、魚がよく捕れたときは、料理して主さまに奉納する宴を開きました。


なにもない村でしたが、私たちは穏やかに暮らしていてのです。




しかし、ある日のこと。湖が、迷路の形になり、主さまは、怒り狂い。

近辺の魔物たちは、強くなり村などあっという間に滅ぼされてしまいまし。


あの時のことを思い出すと、胸が張り裂けそうになります。


ともかく、主さまの怒りを沈めようと、湖の迷宮に踏み込んだものの、魔物が強くて、途中でダウンしてしまいました。




「……一人でなんて、無茶ですよ」

小さな女の子に心配されました。名前はリアさま。

利発そうで、とても可愛らしい薄い桃色の髪色の童です。


「そうだよ。あたしたちが来たからいいようなものを」

こ、この恥ずかしい攻めた格好をしてるのは、コハクさま。

背が高くスタイルも抜群な方です。羨ましい。私は背が低いから。



「なら、みんなでその主さまをなだめに行こうよ?」

子供みたいに無邪気に微笑むのは、プラチナさま。

童顔の無邪気な方ですが、身に纏うオーラは神々しい。まるで、天の神々のような。


「……立てるかな?」

気遣うように手を差し出してくれた方は、ハヤテさま。

コハクさんと同じ東方の島国の方なのでしょうか?

私の故郷と似た国なのかもしれません。


ハヤテさまは、優しいお方。心配してくれてるのが、ひしひしと伝わって来ます。

でも、周りを女子で囲っているのですから、男の狩人としての本能が強いのでしょうか?

みんな美人ですから、おモテになるに違いありません。



「共に行ってくれるのですか?ありがとうございます」

ぺこりと一礼すると、コハクさまが先頭に立ちます。

そして、そのまま歩き出しますので、とても勇敢な方です。


私は、武器の錫杖を取り出しました。前衛にいる時は、徒手空拳ですが、中衛後衛では、術を行使するために錫杖を使います。術力がアップするからです。



魔物を退治しながら進んでいくと不思議なことが起こりました。

私のレベルがグングン上がって行くのです。


主さまのとこに行くまで死ねないと、煙玉を使って逃げていましてこら、レベルは大して上がっていません。


むしろ、逃げるしか方法がないくらい弱かったのです。

いえ。周りの魔物が強すぎるのです。


そして、神様にお祈りしても救われないことも。

不平等の世界は、どこでも変わらないと言うことですか。


コハクさまのスキル『注目』で引き付け、私の魔法で穿つ。

「電撃之祝詞!」

空から、一筋の雷が降ってヤドカリお化けと、魚人男を痺れさせる。

まるで、パーティーグッズを被っているような敵ですね。


そして、リアさまの腱技瞬速二連で、仕留めます。


「いや。ミコさんは強いな」

「いえ。ハヤテさまたちがいなければ、ここまで強くなれませんでした」

「そ、そうか」

何やら、私を見て緊張なさっていますね。どうすればいいでしょうか。

壁の水の流れを見ながら考える。

ここが、魔物がいない場所ならば、滝行も良いのですが。

メンタルを強くするためには、一度くらい打たれてもよいかもしれません。

特に、街角でばか騒ぎしてる殿方などは。きっと目が覚めると思います。



「……あの。もしよろしければ、呼び捨てとタメ口で構いませんよ?

お見受けした所、ハヤテさまの方が、年上でしょう?」

「なら、俺のことも呼び捨てでいいよ?」

「それは、なりません。年上に大しての礼儀です」

タメ口を叩くのは、尊敬出来ないチャラ男とかでいいです。





「ウオオオオオオオオオオオオオン!」

それは、主さまの咆哮。ビリビリと心に恐怖を植えつけよつとします。

行けません。私の『お払い』で、ステータス異常を回復しなければ。

錫杖は、旅の山伏さまからいただいた大切なもの。気力を、ぶち上げます!



つづく

コハクのスキル―『注目』『頑固』


ミコのスキル―お払い』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。