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63、悪魔は影魔法に驚く

クロ助とまだイチャイチャしています。

俺がびっくりしていると、影からクロ助がひょっこり顔を出した。


どう?すごいでしょ?というものすごいドヤ顔で見てきた。



「す、すごいですね!びっくりしました。そうか、影の中に潜むことができるのですね。確か・・・シャドウダイブというのがそういえばありましたね。」

ラノベや漫画で見たことあったな。


それから俺の質問に頷くか首を振るかでクロ助は答えてくれたので、影魔法については少しわかった。

どうやら大小関係なくどんな影にも潜めることができ、潜んでいるときに光魔法などで影を無くされると強制的に影から出るようになっているみたいだ。

それから影の中には1度入ると何時間でも潜んでられるようで、魔力消費も最初に入るときに少しの魔力がいるだけだそうだ。

1度出てまた入る時にはまた少しの魔力を消費するみたいだ。



「ふむ・・・もしかして、神様が言ってたのはこの影魔法のことだったのではないでしょうか?これなら影に潜むことで激しい戦いの場に連れて行けますね。」

「ミャミャー!」

クロ助は喜びを爆発させて俺に飛びついてきた。

「あはは、俺もこれで気兼ねなく戦えます。さて、どうせならまだまだレベル上げしましょうか。依頼の鳥の巣のところも魔物がいるかもしれませんし、帰りも魔物に会うでしょうし。」

「ミャー!」

クロ助は賛成!という感じで鳴いた。



それから魔物と会ったら俺が戦いクロ助に攻撃させてを繰り返し、南東の鉱山の近くに着いた。

鷲に似た鳥はすぐに見つかって、後をつけていくと鳥の巣がちらほらあって、さすがに雛のいる巣は避けて空の巣を3つ拝借した。

因みにこの時、巣を盗んだのを見られて嘴でつつかれたら嫌だなと思い、隠蔽魔法で存在を隠蔽して取った。


そして帰りも魔物を積極的に倒していって、クロ助のレベルをどかどか上げた。

その結果、レベル30で初級爪術を取ってレベル35で影魔法が中級になった。



名前:クロ助

種族:猫(子猫)

属性:闇

レベル:35

HP:700

MP:80

攻撃力:79

防御力:68

智力:64

速力:133

精神力:56

運:37


適性:闇

戦闘スキル:初級爪術

魔法スキル:中級影魔法



「影魔法が中級になりましたね。どんな魔法ができるか見せてもらえますか?」

「ミャー!」

クロ助は地面に下りると「フミャー!」と鋭く鳴いた。

すると地面から黒い影が飛び出してきて、クロ助にまとわりついて影のもやのようなものに包まれて姿が見えなくなった。

俺が驚いている中、もやはなにかの形になった。

「!?・・・これは、黒豹?」

もやは体長2.5メートルほどの黒豹の姿になった。

しかし形だけを模したような姿なのでクロ輪郭はもやなのでぼやけ、目や鼻や口がなかった。


「もしかして・・・影を纏ってその影で黒豹の姿になっているということですか?」

「ミャー!」

そうだよ!と影の中からそんな声が聞こえてきた。


それから影を引っ込めて元の姿に戻ったクロ助にまたあれこれ聞いた。


影を1度纏うと最長30分は纏い続けることができ、姿を豹以外に変えられるようだ。

しかしクロ助は猫科なので猫科のものにしかなれないらしい。

大きさは小さくすることはできないが、昼は最大3メートル夜は最大30メートルにまで大きくなれるそうだ。

この昼と夜の最大の差は影と夜が相性がいいからだろう。

影で変化したからといっても能力やスキルはそのままなので初級爪術で攻撃することになるそうだ。

しかし影でできた体なので、物理攻撃は効かず魔法も火・雷・光魔法などの影が消える魔法でない限り効かないようだ。



「なかなか面白い魔法ですねえ。さっきの影に潜むのがシャドウダイブとすれば、これは影を纏うシャドウウェアとしましょう。」


するとクロ助は俺を見つめて地面を前足でテシテシと叩いた。

「・・・ん?どうしたんですか?もしかしてまだ影魔法でできるものがあるんですか?」

「ミャー!」

あるよ!という感じで鳴くと、「フミャー!」とまた鋭く鳴いた。

するとまた地面から黒い影が飛び出してきて、今度はクロ助の長いしっぽにだけまとわりついた。

そしてしっぽがぐんぐん伸びて、50センチだったしっぽが3メートルまでに伸びた。

伸びたしっぽは空中をうねうねうねると先が刀のような片刃になった。


「!?・・・刃に見えますが、切れるんでしょうか?クロ助、ちょっとコレ切れますか?」

俺は地面に落ちていた木の枝を拾い上げてクロ助に見せた。

しっぽは素早く動いて、木の枝をいとも簡単に切った。

「へえ!これはすごいですね!」


そしてまた色々クロ助に聞いてみたが、先ほどのシャドウウェアの応用編のようなもののようだ。

しっぽだけとか前足だけとか、体の一部分を影で纏って強化してると考えていいようで、攻撃力は2倍ぐらい上がって俺の魔法剣と同じ要領で纏っている間ちょっとずつ魔力を消費しているらしい。

シャドウウェアと同じで30分位なら纏い続けられ、例えばしっぽの伸びた部分は影なので物理攻撃と影を消す魔法以外は効かないが、しっぽ以外の体や頭は無防備になる。

しっぽの刃は色々試し切りしてもらうと普通の刃物と同じくらいしっかりしていて、木を切れるが切り倒すまではいかないくらいだった。


「いいですね。ではこれは影の物理強化シャドウフォースとしましょう。」

「ミャミャミャー」

どう?どう?褒めて褒めてっという嬉しそうな顔で鳴いてきたので、抱き上げて撫でてあげた。

「クロ助はすごいです。こんなにできるなら、将来的に戦いに参加できるかもしれませんね。」

「ミャー!」

わーい!という感じで鳴くと、肩によじ登って顔にスリスリしてきた。


確かにすごい魔法だが、まだクロ助は子猫だ。

せめて成猫になってからでないと、もしものことがあるしな。



そうして夕方に首都に戻ってこれた。


南の原っぱからマスティフっぽい死にそうな悲鳴が聞こえたような気がしたが、やはり気にしない聞こえない。



依頼人のところに鳥の巣を持っていってギルドに寄って報告して報酬を貰い、宿屋に帰った。






翌日、朝っぱらからマスティフが突撃してきた。


「ユウジン!朝だぞ!・・・うわああぁっっ!」


ぐるぐるぐるぐる・・・バチバチバチッ!


勢いよく部屋に飛び込んできたマスティフは俺の仕掛けていた罠魔法のロープにぐるぐる巻きになって雷に打たれた。




・・・・・・はあ、またいつもの目覚めか。

1日しか安眠できなかった・・・。



「ふああっ、おはようございます、クロ助。」

「・・・フミュー。」

俺の首もとで丸まって寝ていたクロ助もやれやれという感じで起きた。


するとドタドタと俺の部屋に向かって走ってくる足音が聞こえた。


「なにやら叫び声が聞こえたが・・・マスティフ!?どうしたんじゃ!?」

どうしたもなにも、なんであんたもいるんだよ、じいさん!?

「さあ?天罰でも下ったんでしょう。おはようございます、じいさん。」

「うむ、おはよう。なんじゃ?寝起きか?こんな時間まで寝て、ユウジンは呑気じゃのう。」

「朝の6時に起こされて呑気呼ばわりされるのがまったく理解できません。・・・ところでマスティフのアホはともかく、じいさんはどうされたんですか?なぜここに?」

「俺はアホじゃない!」

チッ、雷に打たれたのにもう意識を取り戻したか。


「実は例の悪魔教について調べるために、ヴェネリーグ王国に行くことにしてのう。」

やっぱりじいさん行くことにしたか。

じいさんは行動派みたいだから行くだろうとは思ってたけどな。

「ついでにマスティフも連れていこうとしたんじゃが、マスティフが嫌がってのう。しょうがないからユウジンを誘ってみようかと、マスティフに呼ばせに行かしたんじゃが・・・。」

しょうがないでなぜ俺?



「おぬしと一緒に戦うのは面白そうじゃし、頭もいい。どうじゃ?一緒にヴェネリーグ王国に行かんか?」




・・・はあっ、やっぱり行く流れがきたよ。





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