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00 夢見て始まる物語

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夢。それは脳が行う記憶の整理、もしくはなんらかの予知なのか、はたまたそれは本当に夢なのか、それをみている者にはわからない。




 俺、大空おおぞら はるは目を見開く。

 すると真夜中に月光が煌く街にて聳え立っているマンションの上、そこに俺は佇んでいた。

 眼下には駅へと入線する電車や家路へと勤しむ車が目に入る。


 背後からひんやりとした風が吹きつけ自分が着ているであろう服がバサバサと揺らめく。


 自分の服装に目をやると魔法使いを思わせるようなローブを身に纏い、そこには夜桜を連想させる藍色と桜色のラインが引かれていた。


「それじゃぁ帰ろっか、春」


 聞き覚えのある声が左手から聞こえ視線を向けると、紅葉こうようの秋を連想させる紅色のローブを着た少女が立っていた。

 

 顔は……フードをかけていて良く見えない。 


 ……ん、秋? 隠れながらもその顔には見覚えのあるような気がしてきた。


「おい、ボケッとしてないで帰るなら帰るぞ」


 思考を遮るような形で、今度は右手から大学生ぐらいだろうか、お兄さんのような声がかかってきた。

 右手に振り向く、そこには背中に三日月の模様が浮かび上がっている黒猫がいた。


「先に行っちゃうよ、春」


 少女は優しく口元を緩ませ、まるで俺の扱いに慣れているかのように微笑んでいた。


 そして気づくと俺は足を前に進めていてマンションから飛び降りた。

 下から吹きかける風を耳にしながら。




……………リリリ、ジリリリリリ、ジリリリリリ


「あぁ、夢? にしてはやけにリアティー溢れる夢だったことで」


 部屋にうるさく響きわたる目覚ましを止めながら辺りを見渡す。


 見渡して見える世界は先ほどまでの輝いていた夜ではなく、いつもと変わらない日常の風景。

 昔に買ってもらったおもちゃだとか最近買ったラノベとか今日から着ていく高校の制服だとかが見えるくらいだ。


「ふぁ〜」


 学校でやったら口を手で隠せ、とか言われそうな程に大きな欠伸をして俺は自室から出て行った。


「眠い」


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