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第九百六十三話 レッカとルガリィ出会う②
「何だ…………」
レッカは口を引きつかせた。
「分かったでしょ。退屈だから遊んで?」
「わかんねーよ!さっさと帰れし!」
さっきまでのむしゃくしゃはどこへやら、レッカには困惑しかない。
「遊んでくれないなら勝手に遊ぶ」
ルガリィはオオカミヘッドから炎を吐く。
「あぶなっ。ああ、分かったよ。倒せばいいんでしょ。魔獣武装」
レッカは武装を纏いレッカセイバーガンモードのトリガーを引く。
「ふふっ、やる気になった。楽しい」
「勝手に言ってろし」
二つの炎が幾度とぶつかる。
「まあ、いっか。ちょうど俺、わたしもイライラしてたし、遊んであげるよ」
レッカの口が邪悪に微笑む。
「あらよっと」
フェニックスツインソードナギナタモードで弾き接近する。
「速い」
ルガリィは咄嗟にオオカミヘッドで防ぐが後ろに後退させられる。




