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第九十一話 烈太は記憶を消されていた




「大丈夫、流ねえ?」


レッカが流河に手を差し出す。流河はその手を取り立ち上がる。


「まさか自分の仇と相打ちになるなんてね」


「相打ち?流ねえ負けてるじゃん」


レッカは流河の言葉を否定する。


「違うわよ、あなたの話。あれは昔あなたを襲った魔法少女なのよ」


「へ?えーーーーーー!?」


流河の言葉にレッカは大声を出す。


「どういうこと?そんなの全然知らないんだけど俺」


同時に戸惑った。魔法少女に襲われるということがあれば簡単に忘れるはずないのだ。


「怪我を治してもらうついでディリハに記憶を消してもらったのよ。だからあなたは覚えていない」


流河が原因を説明する。


「記憶を消すってなんでそんなこと………」


記憶を消すなど手間のかかることである。さらにレッカは聞いた。


「憧れの魔法少女に傷つけられるなんてトラウマものじゃない。それにわたしは魔法少女になってあいつと戦った。それを覚えてればあなたを戦いに巻き込むかもしれなかったのよ」


流河は詳細を話す。


「そっか。ありがとう流ねえ」


「礼なんていらないわ、当然のことだもの」

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