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第八百九十七話 ワンオブセブンの特訓②
「特訓は特訓、気合い上げて行きます!」
雷葉はクローを構えて走る。
「あれ?あぐっ」
だがドランバは頭上へ飛びクローは空振った。さらに雷葉へ蹴りを食らわす。
「悪いがこいつは身軽なんでな、飛ぶんだよ」
隆は現実で戦ったそれとは違うと言った。
「ああもうっ、やってやるよ!」
レッカもタクトを剣にして接近する。
「あたし達も行くわよ!」
テッペキとストリームが続く。三手のも一糸乱れぬ攻撃が飛んでいく。
「キィエエエッ!」
この手にはドランバも追い詰められてしまう。
「やるな。ならレベル2だ!」
「ええ!?そんなのあり!?」
「おっきくなった!?」
隆はドランバのスペックとサイズを調整した。それは人の身長の二倍にもなる。
「ケケッ!」
「うわぁ!」
ドランバはサイズに合わないスピードでレッカ達を攻撃する。




