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第八百三十六話 巨獣の正体とそれを可能にするもの


巨獣の正体はすぐさまレッカ達に伝えられた。


「え?あれが、あん時の?どゆこと?」

「まさか………」

「いや意味わかんねえよ」


次々と混乱の声が飛ぶ。人がビルに匹敵する高さに変化するとはどういうことだろうか。魔法と言っても度が過ぎている。


「あれがあの時の鳥とドラゴンの魔法少女ってつまり大きくなったってこと?どうやって?」


祐子が言う。


「もしかして、前東京に出たっていう怪獣も人間が変化してたり………」


「しないわよ。けど、似たようなのはいたわ。原理はともかくそれと同じような技術が使われてる」


刀葉の嫌な予感を山芋は否定した。刀葉の周りにいない魔法界出身者には一時期東京に怪獣が出現したことを説明する。


「いや、どんな世界だよ。意味わかんねえ」


魔法使いがまばらに存在する上に怪獣まで出現した世界にガレイアは思考が止まる。分からないながらハルピィ達に説明すると同じような反応をされた。


「ルシフェル博士は今どうしてるでしょうか」


雷葉はかつてウィザードマテリアルを裏切った技術者の名前を出す。東京で怪獣を出現させたのも彼女の仕業だ。


「さあね、あれに関わってるか否か。ぶつかってみれば分かるわ」


「了解です。みなさん聞いてください」


雷葉はバットゥルエン達に情報を伝える。


「ディリハだ。多分あの怪獣達にはディリハが関わってる」


「なにか確信でもあるのかしら」


レッカの呟きにストリームが反応した。


「なんとなくだけどディリハが奥にいる気がする。ごめん、証拠なんてないけど」


レッカは迷いながら言う。


「なるほど。あの男はまだ活動中、しかもドライガンで別れたあとの情報はない。まだドライガンにいるという方が正確ね」


山芋はその意見に納得して頷いた。

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