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第八十三話 二人目のハルピュイア使い④
「一丁上がりね」
「お姉さん!」
祐子が狙撃したストリームを見る。
「ナイスタイミング」
レッカが戻ってきてストリームに言う。
「なにがナイスタイミングよ、無茶しちゃって」
「てっ!」
ストリームは呆れてレッカの頭を叩く。
「あのハルピィさんが生きてるって言えば戦わずに済みそうだけどそれだと隆が可愛そうだからね」
「嘘おっしゃい、本当はからかいたかっただけでしょ」
「バレたか」
軽く言うレッカはストリームに見抜かれると舌を出した。
「リーダーが、生きてる?」
ハルピィワンがそれを聞いて目を丸くする。
「ええ、あいつはあの人を殺してないわ。そしてあなたも殺さない」
「どうして…………」
祐子の言葉にハルピィワンが戸惑う。
「俺は別に戦争をしてるわけじゃない、やりたいのはあくまで正義の味方だから。君がまた戦わないなら命は奪わない」
レッカが理由を説明する。
「あなたって、相当お人好しなのね。ま、いいけど」




