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第七十九話 ワープ装置で便利に現場に急行
「確かにそうかもしれない。でも、あんたが戦ってるのを遠くで見てるなんて出来ないわよ。それに、今度は自分も戦うかもしれない。だからあたしも連れてって!」
祐子は胸の内を告白する。
「分かった、行こう!」
烈太が頷くとまたスマートフォンが鳴った。ディリハからだ。
「もしもし?」
「あ、烈太くん?まだ近くにいるかい?」
「いますけど………」
「いるなら戻りたまえ、その方が近い」
「は?」
研究所の近くなのに研究所からの方が近いとはどういうことだろうか。烈太は首を傾げた。
研究所で二人にディリハが言う。
「実は最近ワープ装置を完成させたことを忘れていてね、そこから現場に直接行きたまえ」
「ワープ装置て、あんたすごいね」
「そんなのあるならさっさと言いなさいよ」
関心のあまり呆れる烈太と早く言えと文句を言う祐子だった。
「まあいいじゃん、間に合ったんだし。行こっか」
「ええ」
烈太の呼びかけに祐子が頷く。
「ん?祐子くんは必要ないだろう、なぜ君も行くんだい」
ディリハが首を傾げる。
「いいの。さ、早くワープ装置のとこまで案内して」
烈太は押し切り彼を急かす。




