表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
786/1278

第七百八十六話 イフリート一派




ドライガン国はロンの発論により他国への侵略を止めている。しかしリファのようにそれに納得しない者達も多くいた。その中でも強い力を持つのがより交戦的な一族のイフリート一派である。


「できないと言ったはずだ。人間界より現れた者は力持つ者だ、我は彼らを認めた。彼らとは戦うべきではないのだ」


ロンは水晶による通信でイフリート一派の長、ドラギガンに言った。その男はいかつい屈強な顎を持ち重力に逆らったヒゲを撫でていた。


「だがそれは君の主観だろう?我々はその力を見ていない、本当に人間界が侵略に値せぬか分からないのだよ」


「皇女である我が敵わぬのだ!侵略できないに決まっておるだろ!」


ロンはドラギガンに強く反論する。


「皇女の力が我々より上だと誰が決めた?」


「なにぃ?」


その言葉はロンを挑発させた。


「君が勝てなかった人間界の魔法少女、我々が倒してみせよう」


ドラギガンは皇女であるロン相手に不遜にも自らが上だと言ってのけたのだ。


「貴様ーーー、できるものならやってみせろい!ユウカが最強であると証明してやるー!」


ロンは大仰な言葉使いを忘れて威勢を上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ