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第七百六十四話 隆はなぜか今日も学校に来ない②



「分かった。その代わり午後登校でも気にしない」


「さんきゅー。愛してるぜダチ公」


レッタが納得すると隆は別れの挨拶をして通話を切った。


愛してると言われたレッタは彼にはトリマリィがいるのに大丈夫か?さらに自分は男だと思った。


「ははー、やっぱ喧嘩だったか。で、向こうは渋ったって感じか」


「でも仲直りしたから大丈夫、午後には来るよ」


その様子を見届けた斉藤にレッタは答える。


「あいつ、ガイコツ野郎がどうのって言ってたけど」


祐子は通話口からの声からレッタにのみ聞こえる音量で言う。


「俺が向こうで戦ったやつ、多分ウィザードマテリアルでも話してくれるよ」


「良かった、烈太くん仲直りしたんだね」


長い髪を後ろで束ねたクラスメイト、三滝鋭子がほっとしたように話しかける。


「別にそんな大事ってわけじゃないじゃない。長引けばやばいけど」


祐子は軽く答える。


「でもこの間のあんたらまともじゃなかったわよ、特に瀬川。それこそ大事ってくらいに」


鋭子の友人で髪を短めにした佐川みくが指摘した。


「今思えば単純なすれ違いだったんだよ、だから大事じゃなかったんだ」


「ふーん、人騒がせってやつね」


レッタが顛末を振り返るとみくは結論づけた。


「なんか、ごめん」


「いいわよ、もう一人の方にガツンと言ってやるから」


レッタが謝るとみくはあまり気にしてないと返した。

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