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第七十五話 魔法少女を作ろう②
烈太達は新たに作る魔法少女衣装のデザインを考え始める。まずは紙に書いて意見を出そうとする。
流河は混ざらずコーヒーを飲むだけだ。
「君は混ざらないのかい?」
そんな彼女にディリハが聞く。
「わたしは自分のがあるから十分よ、追加武装だってあなたが作ってるのがあるもの」
「それは研究者冥利だね」
澄ましながらも自分を信頼する答えにディリハは口の端が上がる。
「出来たわ!」
祐子が差し出したものはスカートや裾にリボンやフリルが散りばめられたピンクや白を基調にした可愛いらしいものだった。
「おー、可愛いじゃん。まさにザ魔法少女て感じ?」
隆がそれを見て感激するが烈太はそれを睨んだまま喋らない。
「なによ、黙ったままで。文句でもあるの?」
祐子が烈太に苛立つ。
「なんか違う気がする」
烈太は濁した声になる。
「違うてなにがよ」
「確かにこれは可愛いよ。こんな姿の魔法少女がいても違和感はない、でもなにか違う、なんていうか………俺たちのじゃない気がする」
烈太は絞り出すように言った。




