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第七百三十五話
「いきなりなに?!どっから出てきたのあの子?!」
ハレイは突如テッペキが現れたことに驚く。
「どこからってモンツレのアーマーからじゃない」
ハルースが状況を説明する。
「ちぃっ!」
リファは風をまとわせてテッペキを二度三度殴りつける。するとテッペキは姿を維持できず消失する。
「ちょっと、使えないじゃない!なにやってるのよ!」
リランが文句を言った。
「コピーとはいえ維持するには集中力がいるんだよ」
モンツレは肩の横で手を広げた。
「そういうのが使えないと言ってるのよ」
代わりなさいと言いながらハルースがモンツレをどかす。
「あら、今度はあなたが相手してくれるのかしら」
リファはハルースを捉える。
「チェインマジカライズ。さあさあご覧なさい。今から見せて差し上げるは世にも珍しい空でーございます。」
ハルースは青いゴスロリ衣装に身を包み踊るように喋った。




