第七百三十一話 ドラグリィもう一人のトップ級
モンツレ達混合部隊が向かう先で暴れる魔法少女、 リファ・トラウンはガレイアがこの世界に来ているという情報に興味を引かれ現れた。彼女はドラグリィのトップ級というガレイア同様単独行動が可能は指揮系統が通常とは異なる魔法少女だ。ガレイアと違いどこかの部隊と行動を共にすることもなく単独行動という権限を自由に使っている。
そのドレスはスリットの長いもので緑を主体に金の縁取りがされていた。腕には金のムチが巻かれている。
だが現場に来て動いてみるとガレイアが惹かれるほどの魔法少女がいるのか疑問を感じ始めた。
しばらくして複数の魔力が近づいて来るのを感じて舌なめずりした。あまりの興奮に思わず呟く。
「楽しませてくれるじゃない」
その一人、モンツレはリファの姿を確認するとすぐさま魔弾を放った。
「グルンガ!」
リファが呼ぶと緑のドラゴンがとぐろを巻きながら魔弾を弾いた。
どうやら期待してもやさそうだ。リファはニヤリとした。
「ドラグリィ?あの感じ、ガレイアと同じ手練のようね。いきなり撃つわよ!」
ハレイは油断せずリランとツバレンを指揮する。
「もう一人撃ってるけどね、こっちも行くよ!」
ハルースが突っ込みながらコレンとトーリアに指示した。




