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第七百二十一話 YUGO-YU-KAソードマスターフォーム



「まさかっ、隆くんの調整無しでまた融合するっていうの!?」


山芋はモニターを見ながら驚きにコンソールを叩く。


テッペキ達三人は顔を見合わせるとデバイスを構えて叫んだ。


『メイクアップ、 YUGO-YU-KA!』


三人の身体はストリームを中心に合わさっていく。


「おいおい、冗談だろ!やつらも合体するのか!?」

「融合形態は我々だけの特権ではないのか!?」


オオヅノ男とクワガタ男がその現象にありえないと驚く。


「面白い、だが倒すだけだ。我らを真似ただけで勝てることはない」


だがヘラクレス男は揺るがない余裕を放った。


ユウカは魔装モードで武装したストリームを中心に刀葉の装備であるピンクの羽織を纏い背中に白い無機質な鋼の翼を生やしていた。


「名付けて、ソードマスターフォーム!」


刀葉は指を付きつけて名乗った。


「はーーーーーー!?」


祐子はその名前に反対だと言わんばかりに絶叫した。流河もあまりの独断ぶりにあんぐりと口を開ける。


「ふざけんじゃないわよ!あたしの部分はどこ行ったのよ!ソードマスターフォームじゃあんたの力がメインてことじゃない!」


「はっ、盾役がメインなんて地味じゃない。ここは潔くわたしに譲りなさい」


刀葉は容赦なく切り捨てる。


「言ってくれるじゃない。だったら剣の力、見せてごらんなさい!」


祐子は喧嘩腰で要求した。

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