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第七百十五話 リベンジビートル③
「くだらん、やれ」
「へいへい」
ヘラクレス男はオオヅノ男に指示するとビームが放たれる。
「テッペキウォール!」
テッペキが白い大理石のような壁を出現させて防ぐ。
「あの、時間稼ぎってどれくらいやればいいんです?」
「こちらより後方の避難は済んでる。敵はこちらに誘導してくれ!」
刀葉がインカムで尋ねると稲荷が答える。
「ありがとうございます!飛んでください!」
刀葉は上に刀をかかげさらに刀を出現させると壁の向こうに飛ばした。
「この前と逆になるわね」
ストリームは以前ビートル隊と戦った時を思い出す。その時は壁から離すのが目的だったが今回は壁に引き寄せて足止めが必要になるのだ。
「はっ」
ストリームは刀の代わりに水流を壁上から飛ばした。
「おわっ!」
「くっ!」
「ちぃっ!」
ビートル隊は驚くが回避に成功する。
「生意気な、それで俺たちを倒すつもりか!」
「リーダー、やっちゃいましょうよ!」
「壁に隠れてるだけのやつらを倒すなど容易!」
そしてビートル隊三人は壁に接近する。




