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第七百十三話 リベンジビートル
「おらおら！早く出やがれレッカ！でないと死人が増えるぞ！」
ビートル隊のクワガタ男が吠えながらビルの中で人々を襲う。
「どうしましたリーダー？」
オオヅノ男がヘラクレス男の神妙な顔を伺う。
「いや、気の迷いだ。やつらを潰すぞ」
ヘラクレス男は刀葉に勝てるのかと思ったが彼らには切り札があった。
「はい！必ずややつらを潰し、部下を取り戻しましょう」
オオヅノ男は目標を叫ぶ。仲間のほとんどは戻ってきていない、おそらく敵の捕虜となっているのだろう。
しばらくして刀葉、ストリーム、テッペキが駆けつける。
「あいつら………」
刀葉が怒りと共に走ろうとするとストリームはその肩を抑えた。
「一人で行くのはやめなさい。まずは様子を見て遠距離から行くわよ」
「は、はい………」
刀葉は落ち着きを取り戻す。自分が見逃したせいでまた他の人間が被害を受けるという危うくなる場面だった。
