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第七百一話 ドライガン帝国皇女との対決④



こいつ、ほっとくとやばい。レッカの口端がひくついた。


「ふざけんなよ!あたしはそんな理由で戦わされてたのかよ!あたしはかっこいい魔法少女になりたかったんだ。なのに、土地を奪うために戦ってたのかよ!」


そこでガレイアは激昂した。自分の信じていたものを台無しにされた傷はかなりのものだ。皇女にだけは歯向かえず怯えていた。だが今の彼女には怒りがある。


「そうだ、戦争とは常に土地の奪い合いから来ている。この戦いもそうだと知っているだろう?」


ロンはそれはおかしくないことだと主張した。


「そうすれば民を救える、そう聞かされて戦ってた。けど、あんたの言うそれは………ただの贅沢なんじゃねえのか?」


ガレイアは迷いながら土地を奪う是非を問うた。


「そうだな。わたしの力が、父上や母上の力が強ければそんなこともできよう。だが………」


「くだらんな。言い訳など聞く気はない。こいつの心を折ればいいだけだ」


ロンが自分達の不甲斐なさを言うと情けなさシッコクがピシャリと言い放つ。


「だ、そうだよ。隆、君はこんなやつに味方していいの?わたし達は倒すよ」


「俺、は………」


レッカに言われると隆の眉も震え出す。


「陛下、あたしは行くぜ!」


「合体だ!打ち合わせ通り行くよ!」


ガレイアがロンに宣戦布告するとレッカは音頭を取った。

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