第六十七話 ハルピィとの決戦
ハルピィは鳥のものに変化した足で街の人を捕まえる。
「うわーーーーー!あっあっ、なんだこいつ、おろしてくれ、おろしてくれー!」
ハルピィに捕まった男は高いところから地面を見ることになり恐怖を覚える。このまま落とされたら死んでしまう。
「はい、降ろした」
「わーーーーー!」
ハルピィは男から足を離し悲鳴が空から響く。だがストリームが間に合い男をキャッチする。ストリームは着地し男を下ろす。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます」
「さ、早く行って」
「な、ストリーム?きゃっ!」
ハルピィが彼女を確認すると赤い弾丸がいくつも飛んできた。ハルピィは翼で弾丸を防ぐ。
「こいつら、なんでこんな早く………」
ハルピィは自分の変身とほとんど同時に現れたレッカとストリームに驚く。
隆も遅れて街へ出るとレッカとストリームを確認する。対するハルピィは月夜やビルの明かり照らされ自分の特徴である薄紫の髪をさらけ出していた。
「そんなハルピィさん、やっぱりあなたは………」
隆は危惧していた事実に胸が締め付けられる。心の中では分かっていた、彼女が別れ際に言った言葉にもそれが示唆されている。それでもその事実は受け入れがたかった。




