第五十八話 隆とハルピィの一夜
夕方になり烈太達は帰宅して夕食にした。
「にしても、意外となにもなかったわねぇ」
流河が徒労の無駄を言葉にする。
「いやあったでしょ!すごいことあったでしょ!」
「そうよ!あんなの見て何もないとか言わせないわよ!」
だが烈太と祐子は語気を荒らげて反論する。
「あんなのて………キスぐらいかしら」
流河は隆とハルピィの行動を思い出す。
「それだよそれ!」
「なんなのよもう!あたし達と同じ高校に入ったばっかだって言うのに彼女とか作ってキスまで見せつけちゃって頭きちゃう!」
烈太が肯定すると祐子がまくし立てる。
祐子は隆がキスを見せつけたと言うが彼女が勝手に見に来ただけである。流河はそう思ったが言葉にするのさえ呆れてしまった。
「あ、そう」
だから短く返答をするに留めた。
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烈太達は何もないと思い帰宅した。だがそれは魔法少女関連のことのみである。
「ねえ、この後わたしの家に来ない?」
ハルピィの一言で隆はドキリとした。
隆はハルピィの住むアパートで夕食を終え入浴をしている。
綺麗な美人と知り合い、彼女と遊園地に行った。あまつさえ彼女の手料理を食べ風呂まで借りている。興奮しない方が無理だった。隆の体温は風呂の温度以上に上がった。
入浴を終えリビングに向かう。
「あれ、ハルピィさん?」
だがハルピィは先ほどまでいたリビングから明かりごと消えていた。
もしや寝室ではないかと向かうがそこも暗かった。そこへ電気が付き振り向く。
「たーかしくん」
「うわっ」
ハルピィがのしかかり隆が驚く。そのままなし崩しに濃厚な口づけを交わし互いの服を脱がしていく。そして生まれたままの身体を重ね合わせた。




