第五十七話 隆を追跡せよ②
目的の駅に着き烈太達は隆を見つける。
「あーあ、浮かれちゃって。烈太の気も知らないくせに」
「愛されてるわねえ、烈太」
隆の様子を見て祐子が苛立つと流河が茶々を入れる。
「あはは………」
烈太は思わず笑った。
しばらくしてハルピィが現れ隆と話し始める。
「いかにもって話し方ね」
「なんかイライラしてきた」
冷静な祐子に比べ烈太は気が高ぶり初めた。
二人が移動するのを見て烈太達は二人を追う。
隆とハルピィがジェットコースターやメリーゴーランド、ゴーカートをやる中、見つからないように烈太達は同じアトラクションをやる。
「どうしたの隆くん?」
ハルピィが隆の様子に違和感を持つ。
「いや、どっかで聞いた声がするような………」
隆は他の客の中に烈太達の声があった覚えがあったが確信が出なかった。
だが隆は烈太達に見られていることを確認出来ず夕方になった。それまでハルピィと微笑ましいカップルの振る舞いをしていた、中にはベンチでのキスもあった。
「き、キスぅ?!」
「このリア充が………」
二人のキスを見ると烈太は驚き祐子が歯ぎしりした。
「まあまあ落ち着きなさいて」
だが流河は極めて冷静だった。




