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第五十四話 壁ドン尋問
翌日、学校の教室に隆が現れた。
「よおお前らー、元気してたかー!」
彼は元気よく烈太と祐子に挨拶する。その能天気さが烈太達の気に障った。
「な、なんだよ二人ともそんな顔して、俺なにかやった?」
だが隆はそれが何か分からず困惑する。
「いいから来い!」
「なんだよ、なんなんだよ」
そのまま烈太は隆を連れ出す。
廊下の端の壁に隆を追いやると烈太は隆の頭の近くの壁を叩いた、いわゆる壁ドンである。
「な、なんだよ………俺を壁ドンしてどうすんだよ」
隆は怯える。
「お前、昨日なにしてた………」
烈太はドスを効かせて聞く。
隆はハルピィにフィギュアを買ってもらったこと、その後レストランで一緒に食事をしたことを話した。
それを聞いて烈太達の苛立ちはさらに上がる。
「呆れた、ただのデートじゃない。心配して損したわ」
祐子が言う。
「デートだよ、俺とハルピィさんは意気投合してデートまでしたんだよ!」
隆は拳を握って力説する。
「で、何か変なことはなかったか?」
「なんもないけど?」
「隆、多分あの人は魔法少女だ」
「はあ?どういうことだよ」
烈太の言葉に隆が驚く。




