第四十一話 暴走スパへの策②
立ち上がったことで二人にスパが気づく。
『はっ!』
二人は火炎弾と泡爆弾でスパを怯ませる。攻撃を繰り出しつつ接近する。
「うああっ!」
スパは蜘蛛の脚を伸ばして刺そうとする。
「レッカ!あの脚はわたしが仕留める、あなたはやつに接近して!」
「わかった!」
ストリームはムチに魔力を込めて振るう。ムチは蜘蛛の脚を切断し無力化した。
「すごいりゅ、ストリーム!ええええい!」
レッカは関心する際ストリームを本名で呼ぼうとして訂正した。そしてその隙にスパの懐に行き胸元の変身アイテムに剣を刺した。刺しつつも身体には届かないよう途中から加減する
スパの変身が解け身体ごと倒れる。
「レッカ、やったわね」
「うん」
レッカとストリームは勝利の喜びを分かち合う。
「ふっ、やっぱり昔とは違うわね」
ストリームは思わず笑う。
「昔?もしかして俺がいじめられてた頃のこと言ってる?」
レッカは昔がいつかを思い浮かべた。
「そうそう。昔はあなた、よく学校だの近所のガキに虐められてじゃない」
ストリームが懐かしくなる。
「それでよく流ねえや祐子に助けられたっけ」
「昔は今みたく明るい性格じゃなかったわね」
いじめとは弱いと認識された時点で標的にされる。烈太もそうだったのだ。
「でもなんで今みたいになったんだっけ」
烈太は自分の性格が変わった理由が分からない。
「確か魔法少女がきっかけかしら。わたしがレンタル屋さんで借りてきてもらった魔法少女のDVDにはまって、自分もああなりたいって言い出したのよ」
だがストリームは覚えていた。
「そうだっけ。忘れたよ」
「自分が今の格好になる原点すら忘れるなんて、馬鹿ね」
ストリームは肩をすくめる。




