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第四十話 暴走スパへの策
「勝手にしなさいとは言ったけど、防戦一方になっていいとも言ってないわよ」
ストリームはレッカに苦言する。
「ごめん、でもあいつを殺さないと………」
レッカが呻く。殺すのは辛い。だがスパを殺さねば自我が消えて暴走するのみになってしまうのだ。殺さないという選択肢はない、それがレッカを苦しめた。
「あの話?ふっ、殺す必要なんてないわよ」
「どういう、こと?」
だがストリームは第三の選択肢を与えたのだ。レッカに光明が指したのだ。
「あいつはわたし達と同じ魔法少女よ、ちょっと強い攻撃を当てたくらいじゃ死なないわよ」
その言葉にレッカは目を丸くする。言葉を飲み込んだことでその先の結論も読めた。
「じゃあ、あいつを倒しても変身が解けるだけで死ぬわけじゃ、ない?」
「それに、あいつの胸元には変身アイテムのブローチがあった。そこを撃てば………」
「楽に変身解除出来る!」
ストリームの出すさらなる策にレッカは意気揚々となる。
「そゆこと。行くわよ烈太。いえ、魔法少女レッカ!」
ストリームが中腰から手を伸ばす。
「任せてよ、魔法少女ストリーム!」
レッカがその手を握り二人で立ち上がる。




