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第三十七話 それでもレッカは戦おうとする
この感じは…………。レッカは身体が震えるのを感じた。あの攻撃をストリームに当てさせてはいけない!
「危ない!」
スパの攻撃が出る直前でレッカはストリームに体当たりして避けさせた。
太く禍々しい魔力砲は後方に空振りして地面に穴を空けた。
レッカはその跡にゾッとした。
「邪魔しないで!あなたは戦う必要なんて……」
「いやだ!流ねえが何を考えてるか知らないけど、俺は流ねえが大事だ!だから死なせたくない!」
レッカはストリームの言葉を遮り叫ぶ。その言葉にはなんとしても姉を死なせないという強い想いがあった。
「く…………………………勝手になさい」
ストリームは躊躇った。また弟が危険な目に遭うのではとても嫌悪されたのだ。だがここまで言われて無理強いは出来なかった。
それゆえにその表情にも悲壮感があった。
「ごめん………」
レッカはそんな姉に謝ることしか出来なかった。
スパは接近するレッカに蜘蛛足の先からビームを撃ち彼がかわす。




