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第三十六話 ストリームは一人で戦おうとする
「そう言っている場合ではないよ」
「どういう意味?」
「え?」
ディリハがインカムでレッカとストリームに言う。
「戦っていれば分かるが彼女は魔力量も戦闘力も昨日より上だ、単独で戦うのは危険だよ」
彼はスパの状態を説明する。
「だったら、余計烈太を戦わせるわけにはいかないわね」
「相変わらず人の話を聞かないね。一人でやれば危険なのは君も同じなんだよ」
ディリハはストリームに苦言を呈する。
「危険な目に遭うのはわたし一人で充分て意味よ!」
「流ねえ!」
しかしストリームはディリハの言うこともレッカの制止も聞かずムチから魔力の泡を出すとまとめて弾いた。
スパは魔弾を出してそれを相殺する。
「だったら…………」
数を増やすまで、ストリームは先ほどより多くの泡を出現させる。
その間にスパは複数ある蜘蛛の足を前方に集めると魔力を溜める。




