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第三十話 魔法少女になって二日目②
「おはよっ、隆」
教室に着くと烈太と祐子は隆を見つけた。
「お、おう」
「なによ元気ないわねえ」
祐子が彼を心配する。
「だって昨日の今日だぜ?あんなの見て調子出るわけねえよー」
隆は悲鳴を上げた。
「だよなあ。普通ありえないぜ!あんな………」
烈太は反対に思い出すとニヤニヤが止まらない。
「なにあれ、気持ち悪いわね」
「お前もお前でよく平気でいられるよな」
祐子は彼に呆れると隆が関心する。
「あの馬鹿が一番平気じゃないのよ」
「はあ……」
極めて冷静な祐子に隆はついていけなかった。だが当事者である魔法少女本人が調子に乗っていては冷静にならざるを得ないのが現状だ。
ふと耳を澄ますとスマートフォンを見ながら魔法少女に関しては話すクラスメイト達がいた。
隆も試しにスマートフォンで検索すると昨日のことがネットニュースになっていた。
「うっひゃー、すげえなおい」
その声に祐子と烈太も隆のスマートフォンを覗く。
「うわー、これはいよいよやばくなるわね」
「マジか……俺もいよいよ時の人じゃねえか。ニッシッシ」
やばくなるという祐子の言葉通りまた烈太が気味悪く笑った。




