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第二十八話 スパのデバイス自立起動
次の日、ディリハはスパの持っていた魔導デバイスを分析している。
「これは素晴らしい!調べれば調べるほどそそられる…………!」
自分の未知のメカニズムに興奮を隠せないでいた。
ふとデバイスに邪悪なオーラが現れる。
「なにっ、これはいったい」
ディリハは慌ててオーラを分析する。今にもどこかに飛びそうな状態だ。
座標を分析する間もなくデバイスは消えてしまう。だが行き先の予測はつく、スパを閉じ込めている牢屋の映像を出した。
それはすっぽりスパの手に収まり彼女が変身の呪文を呟き背中にクモの脚を生やした派手な衣装に変わる。
次の行動も容易く予想出来る。彼はまっすぐ牢屋に向かった。
やはりというべきか、牢屋の外でスパに出くわした。彼女はいきなりディリハの首を掴んで身体を上げた。
「ぐっ、うっ。ふうっ。ぐっ」
ディリハは呻きながら魔力の弾で相手を怯ませる。なんとか首から手は離れスパは逃げるように去る。
「あの目は………」
彼女の目はどこか虚ろで正気ではないと思わせた。とにかく、このまま放置するのは危険だ、烈太と流河に連絡せねば。




