第二十五話 自宅での変身
烈太は帰宅すると自室の鏡の前に立った。
「メタモルフォーゼ!いや違う、変身!でもないな……チェンジ?どれも一緒だろ………」
魔導デバイスを出すと変身時の台詞を声に出しながら考え出した。だが中々しっくり来ない。
「プリズムチェイン、違う。メイクアップ………?プリズムチェインメイクアップ、これだ!」
十個二十個と考えようやくしっくり来るものが見つかる。
「プリズムチェインメイクアップ!」
台詞と共に魔導デバイスを起動する。すると魔法陣が出現し烈太を派手な出で立ちの少女へと変える。
「ちょっと烈太!なにして………ほんとなにやってるのよ!?」
変身時に出た光を見た流河が駆けつけるとレッカとなった烈太に驚いた。
「いいでしょ変身、どうせなら変身の掛け声もないとね」
レッカは流河の驚きなど気にせず少女となった自分の姿を見せる。
「だからって、普通家で変身するかしら!?変身てのはもっと厳かっていうか敵が出てからやるものでしょ!」
流河は変身に関して力説する。
「でも可愛いからいいじゃん」
レッカが身体をクルッと回して前から後から自分の姿を見せる。
流河は弟が少女になっていることを魅せつけられ戸惑う。
「それに、こんな格好パパとママに見られたらどうするの」
流河はレッカの肩に手を置く。
「なるほど。それはそれとして、流ねえの変身もちゃんと見てみたいな」




