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第百八十四話 非戦同盟の二人②
「いやいや味方て本当に?!」
「そうよ、信用出来ないわ!」
烈太は戸惑い、祐子は強く反対する。
「そんなこと言われてもなぁ」
「だが信用はしてもらいたい」
カルティスとヨーマは困ってしまう。
烈太達は魔力を感知した。
「近いな」
そこへ隆から連絡が入る。
「新手だ。南西に30メートル、ビルの上にいる」
「分かった。行こう、祐子」
「ええ」
二人は変身しレッカは魔装モードになる。
「う、やっぱりそう来るのね」
テッペキは身体をこわばらせる。
「うん、その方が速いしね」
「うう、いーーーやーーーーーー!」
レッカはテッペキを抱き上げ猛スピードで飛んでいく。テッペキはそのスピードに悲鳴を上げた。
「なんだあれは」
ヨーマはあっけに取られてしまった。
「俺たちも行くぞ!」
「そうだな、新手が敵なら俺達が止めるべきだ」
カルティスが号令をかけた。