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第十三話 魔法少女オタクの姉も魔法少女



「あの野郎、動けない相手に卑怯だぞ!」


「ていうかあいつなにやってんのよ!早く脱出しなさいよ!」


隆は魔法少女に、祐子はレッカに激昂する。


「あらあ?あそこに新しい獲物はっけーん」


魔法少女は隆達を見つけて歩いていく。


「させるか!」


レッカは身体についた糸を一気に燃やし魔法少女に接近する。


「はっ!」


「ああっ!」


だが青い魔法少女が現れクモの魔法少女に蹴りを入れた。


「姉さん?!」


「え、お姉さん!?」


レッカが新手の顔に気づき声を上げると祐子も驚く。


「お姉さんてあいつのか?どういうことだよ、実は姉弟揃って魔法少女だったってオチか!?」


隆も二人の言葉に戸惑う。


「あなたが烈太を魔法少女に選んだのはそういうことだったのね」


祐子がディリハに言う。姉も魔法少女なら弟も魔法少女に適しているだろうということである。


「さあ、どうだろうね。彼は彼女より潜在魔力量が上なのだよ、理由は不明だがね」


ディリハは眉を潜める。

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