第千百五十九話レイヴス、雰囲気違くない?
「やっほー。祐子と刀葉ちゃんとあともう一人いるけどいいかな」
「いいけど、どんな…………人?」
烈火が問うとヨハンはその雰囲気にただならぬものを感じた。
「お初にお目にかかります。ドライガン帝国第二皇女、リア・シェンヨウと申します。本日はよろしくお願いします」
リアは頭を下げて丁寧に挨拶する。
「あのさ、ロン皇女と仲いいのは聞いてたけどリア皇女までいるのは聞いてないんだけど。買い物行くまで仲いいの?」
ヨハンは烈火に首を回して小声で聞いた。
「ゴーレム軍団倒す前に会ったんだよ。それでちょっと仲良くね」
烈火に言われヨハンは下がる。
「むっむ、お初にお目にかかかります。 人間界滞在東京部隊所属、ヨハン・アイルトン・ドロアと申します。以後、お見知り置きを 」
ヨハンは黄色の銀髪を下げて言う。
「同じくレイヴス・クロアと申します。お見知り置きを 」
レイヴスが長い暗く緑髪を下げた。
「れ、レイヴスぅぅ?!キャラ違くない?!見た目はともかく中身違くない?そんな大人しいキャラじゃなかったっけ?」
烈火は彼の雰囲気に驚く。ロングスカートにおしとやかな瞳、彼本来のクールな雰囲気とはまるで違ったのだ。




