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第百十四話


その日の学校終わり、祐子は研究所で調整された魔導デバイスをディリハから渡される。


「これを彼に渡してくれたまえ」


「これを渡したってどうせあいつは変身しないわよ」


祐子は悲痛な顔でデバイスを見る。


「何かあったのかい?」


「別にないわよ。ただ、あいつが昨日のことで落ち込んで変身しないって言ってるだけ」


ないと言うがその言い方は重大な事が起きたと示している。


「まるで君も戦いたくないと言っているようだね」


「そんなこと、ないわよ………」


そう答える祐子の顔は悲痛なものだった。


その足で烈太の自宅に行き彼にデバイスを渡した


「いいよ、どうせ変身しないし」


だが烈太は後ろ向きなままだ。


「いいから持ってて!戦わなくていいから持ってて!お願い!」


「分かった」


まるですがるように祐子に迫られ烈太は受け取るしかなかった。

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