第千百二十話ゴーレム大軍勢の撃退パーティ②
レッタがうんうんと頷く一方でキャミィはミカゲに近づきはしゃぐ。
「ししょーししょー、あたし達やりましたよ!にっくきゴーレムをやっつけてやりましたよ!」
「よしよし、上手くやったな」
「へへー」
ミカゲに頭を撫でられキャミィははにかむ。
「確かモンツレとかいうやつの仕事らしいな」
「まあ、そうなんですけど………」
ミカゲが言うとキャミィは拗ねたように口を尖らせた。
『カンパーイ!!!』
会場のある場所ではドライガン、アンネン、鳥凰、トライユナイテッドの三国の魔法少女がグラスをぶつけた。
「おっと」
「ひゃっ」
しかしドライガンのリファが強めにグラスをぶつけ他の二人を驚かせる。
リファは緑がかった金髪をシニョンにまとめた緑の専用ドレスを来たトップ級の一人だ。
もう一人はハルース、コウモリの力を持つバットゥルエンワンのコードネームを持ち金髪をサイドポニーにし青い目を持ち黒いコートを纏っていた。
一人はハレイ、ハルピィワンのコードネームでエメラルドのロングヘアと緑の瞳を持ち短い緑の上着を羽織っている。
「この国の乾杯はやや強いわね」
「郷に入っては郷に従えと日本人も言うけどねえ」
「おかげで耐えるのも一苦労だ」
ハルースとハレイはドライガン流の乾杯に不満を漏らす。三人目のモンツレも手を振った。
「悪かったわね、うちではこれが普通なのよ」
しかしグラスを強くぶつけたリファはあまり悪く思っていない。




