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第千三十二話 女子達の露店街での目当て②
「流石はわたし達のレッタ、いてくれて嬉しいわ」
「そういうこと言うから嫌いになれないんだよね」
流河に褒められレッタは満更でもない。
「あ、あたしだって嫌いになって欲しくないわよ!」
「はいはい、分かってるよ」
構って欲しい祐子にレッタは思わず笑ってしまう。
「なんか、仲いいね」
刀葉が頬を膨らませてレッタの眼前に現れる。
「うわっ!びっくりした……………。刀葉ちゃんも、可愛いよ。大丈夫」
レッタは驚いたが刀葉の姿を褒めた。
「かわっ……………、そんなこと、ない、よ……………」
刀葉は思わず頬を染めて顔を背けてしまう。
「ちょっと!なに刀葉口説いてんのよ!あんま甘やかすと刀葉相手でも許さないからね!」
「へいへい」
祐子にむぅと怒られレッタはまた笑ってしまう。
「ははっ、可愛い子」
刀葉も釣られて笑った。




