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第百二話
ストリームがテッペキの不甲斐なさに叫ぶ。
「まだ初陣だからなぁ、しゃえねえよ」
隆は苦笑いで返す。
「言ってる場合じゃないわよ。避難はあらかた済んだ、わたしも行かせてもらうわ!」
ストリームは周りを見渡しドラグリィに突っ込みムチを振るう。
「逃げたと思ったけど、まだいたんだ」
ドラグリィはうっとおしくストリームを見る。
「はぁぁぁぁぁ、はあっ!」
ストリームはムチを構え魔力を溜めると一気に貫く。
「ぐ、う、うぁぁぁぁ…………!」
ドラグリィは呻きながら耐えるとドラゴンヘッドでムチを捕まえる。
「うぅあっ!」
「がはっ!」
そのままビルにストリームをぶつけた。彼女はそのまま動けなくなる。
「まずいな、このままじゃ昨日の二のま………」
レッカは立ち上がると頭の中にドラグリィが現れた。それは昨日でも姉の言う昔でもない、もっと前の日に見えた。




