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5話 魔法のための最適化! その2

 修正やー

 魔法のために最適化をしたまでは良かった。

でも寝ちゃうなんてな。

正直赤ちゃんの身体になってから不便すぎる。

大人の身体を知ってるせいで(エロい意味じゃないよ!)余計にそう感じる。

目を瞑れば簡単に寝ちゃうし、感情なんて簡単に変わっちゃう。

何度、早く大人になりたいと思ったか!

子供が、大人って何でもできるから、早くなりたいなとか、そんな考えじゃないんだよ!

精神だけ大人とか苦行でしかない!

最初はね楽しめたさ。

それが何度も続くとさすがに飽きてくるさ!

ゲームだってそうじゃないか!

毎日同じゲームをやって流れ作業とか単純作業とかになってきたら飽きてくる人が多いはずだ!

だって、俺もそのうちの一人だからな・・・


 そんな現実逃避をなことを言っても現状は変わらない。

それに気付くまで、そこまで時間は掛からなかった。


 寝る前と同じように魔力を感知するくらいしかすることが無い。

また最適化を行ってみるか。


「うぎう『最適化』」


 目の前に設定項目が前と同じく現れる。

そこの表示には先ほどまでとは違うことがあった。

魔力の部分が黒文字から灰色になっている。

その部分を気になって押してみると更に文字が現れる。


「最適化に必要な因子が不足しています」


 そう書かれていた。

意味が分からないな。

分からないからほっとこ。

魔法がの最適化ができないとか、暇つぶしが無くなったじゃないか。


 そう心の中で愚痴を言うが目の前の設定項目は何も変わらない。


 他の項目は最適化出来るっぽいからそこを最適化してみるか。

賢さあたりを今度は最適化してみようかな?

このおかげで鑑定が手に入りました。

とか、そんな事になったら暇つぶしができるな。

物を鑑定してその文章を読む。

いろんな物を更に鑑定してまた文章を読む。

スキルのレベルが上がって、更に詳細な事が書かれるからそれを更に読む。

これを繰り返せば暇つぶしになるはずだ。

あれ?

スキルのレベルってあるのか?

スキルがあるんならレベルがあるはずだ。

ステータスにレベルがあったし、スキルにもあると思う。

それか熟練度システムとかそこらへんがあると思う。

よーし!

手に入るか分からないけど、やってみることに代償は要らないんだから俺はやってみる!


がいごあを(賢さを)『最適化』)」


 その瞬間頭の中が整理されている感覚に陥る。

考え方は変わらない。

変わったことは一点に集中する際、周りに気を取られにくくなるということ。

もう一つある。

周りへの意識を頭の中に完全に入れながら考える事ができる。

この二つだと思う。

並列思考などはできないみたいだ。


「『かnてi』」


 身体から知覚したであろう魔力が無くなる感じがする。


 鑑定はスキルが手に入らないと魔力を消費するだけか。

しょぼいな。

ま、レベルとか熟練度が溜まればしっかりとできる・・・あ!

魔力の消費って!

魔力を消費する感覚を覚えてそれを動かせばいいんじゃないか!

頭が冴えてる!

賢さを最適化して良かった!

よし!

鑑定をしまくって魔力の消費とスキルを覚えるぞ!


「あきゃきゃきゃきゃ!」


 赤ちゃんの笑い声が部屋に響く。

とても明るい。

他の赤ちゃんが聞いたら泣いててもつられて笑うかもしれないほど明るい笑いだった。


「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてi』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かNてI』」

「『かんてI』」

「『かんてI』」

「『かんてI』」

「『かんてI』」

「『かんてI』」


 何度も鑑定を行うと意識が無くなった。

限界まで糸を引っ張って、耐えきれなくなって切れたように突然意識が無くなったのだった。

部屋には"ボフ"という布団の空気が抜ける音がするだけだった。

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