4話 魔法のため最適化! その1
目が覚めるといつもとは違う天井だってもう遅いか。六ヶ月?七ヶ月?くらいここで生活してるからもう慣れたな。
それに、生活する中でこの世界の事も少しわかり始めてきたし。
この世界は剣と魔法の世界だ!母親が火種として何かを唱えてたり、外の方で農業の合間に剣を振るってたりと、めちゃくちゃ王道てきな異世界だ!
それに、スキルだってある。まるでゲームの世界のようだ!・・・他の人がスキルを使ってるところを見たことがないけど。
そんなことはいい!世界の声という、魔○陣○ル○ルのナレーションみたいな感じの物まである!え、違う様な気がするって?改めて思うと違うよな!あー、ゲームで現すとしたらドラ○エのレベルアップした時に近いかな?ほらあの、○○は○○を習得したとかって書かれるあれだよ!あれ!正式名称がどんなのか忘れた!というか知らん!あれに近いと思う!
まあ、そんな気にすることは置いといて俺はこの世界で思う存分楽しむぞ!俺を椅子に縛り付ける物なんてもう無いんだからな!
その姿ははしゃいでる普通の子にしか見えない。中身はおっさんが入っているが、と付くが。
見た目は子供、頭脳はおっさん、その名はウィルだ!なんてこともやってみたりと、異世界に来ていろいろとはしゃいでるようだった。
さて、今日をスキルを試してみよう!いや、試すと言うより初めて使うだけどな。
「うぎう『最適化』!」
おおお!なんかでた!VRゲームの画面みたいなのが出たぞ!よし!
「ふー」
落ち着け。落ち着くんだ俺!まだはしゃぐ時じゃない。本当にはしゃぐときは魔法を使った時じゃないか!取り敢えずまずはこれを選択すればいいだろう!
「あろくを|あいえぎがうればいいが《最適化すればいいか》」
で~きた、できた。多分これでいいはずだ。
よし!今こそ身体の中に秘めている魔力を解放するときだ!って、何をすればいいんだろう?
詠唱?
魔方陣?
スキル?
やばい忘れてた!ここまで来て忘れてましたとか、俺馬鹿だ!前にもあったな、俺が学生の時ソフトを買ったのに、肝心のゲーム機器が対応してなかったてのがあった。あれは辛かったな~。って、そんな感傷してる場合じゃない!えーと、どうしようか?
あ、思いついた!スキルまで使ったのに魔法の使い方が分からないからできませんって、材料を用意したのに調理道具を忘れたっていうような感じ。多分会ってると思おう。
この微妙な感じからはどう脱しようか。取り敢えず選択肢を浮かべるか。
1,母に聞く。
2,家の中を探索して本を探す。
3,考えるな感じろ!
4,詠唱を試してみる
5,魔方陣を適当に書く
6,今日は疲れたしもう寝よう!
この選択肢から決めるのは難しいな。まずは除外する物を決めよう。話はそれからだ。
1は駄目だな。というか母親に聞くことができない。今の俺は赤ちゃんで話すことなんて出来に身体だ。
そして2も家の中を見て回ったけど本なんて一つもなかった。
3もだな、これは論外。誰だよこんなの考えた奴・・・いや!!3は使えるかもしれない!
身体の中の魔力を知覚して動かせれば身体強化とかできそう!身体強化ができれば冒険者とか農家をするときに役立つな!
よし!今から試してみよう!瞑想だ!瞑想こそ魔力を知覚するための近道だ!
座禅をして目を瞑る。できてないけどそれっぽい感じにはなってると思う。
意識を身体の中に集中させていく。身体の中にあるはずの魔力を探す旅が始まった。
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その結果はいつの間にか最後の選択肢である6をやっていた。布団上で6をやっていた。何を言ってるかわからねえが、いつの間にか6をやってた。何を言っている俺もわからねえ。
こうして初の魔法への試みは眠ってしまったのが原因で進歩なんて無かった。あったとしたら、わかったことは瞑想をすると次、目が覚めたときに身体の調子がいいこと。
それともう一つある。やっている最中は身体がポカポカしているという二つだった。
そうか!翻訳する時にルビにすればいいんだ!(今更