明日はこの世界の勇者と会うのか
昨日は変な人に会った。異世界に来てから結構経ってたけど、初めて見る感じだった。
その人は力自慢をするでもなく道の邪魔になっていたからやったというような感じで、終わったら感謝の言葉を送る前に居なくなってた。
私に勝負を挑むということのためにわざと喧嘩を起こす人が困ってたときにこれだ、てっきり戦うのかと思って意識を向けていたのにただ共闘して「・・・ちゃん?」と私を誰かと思って呼んだんだと思う。私にはこの世界に知り合いと呼ぶことは出来る人はいるけど、ちゃんを付けられるような親しい人は居なかった。
「もしかして、先輩?」
私が仕事をしていたときに後輩ちゃんと呼んでいた先輩が居たことがあった。でもその先輩は海の中に消えていった。
「あれ、なんで?区切りが出来たと思ってたのに」
密かに気持ちを寄せていた。
している仕事の合間に後輩である私たちにアドバイスをしてくれたり、困っているときに話しかけてくれて仕事がスムーズに出来た。
口癖は「甘やかしすぎって言われるんだけどね」って頭を掻いて言ってくれた。
「先輩は死んじゃったのに思い出すとこうなっちゃうのは無くならないね」
私はあの人と重ね合わせたいだけなのかもしれない。一時だけあった恋というのか分からない感情の逃げ場が出来ないことに苛立ち物に当たったりしたし、その時に召喚されたから魔物に怒りをぶつけるようにした。スキルの御陰か格下の魔物や技量で劣る者へは恐怖など湧かず、格上の者とと戦っても心の底から無理やり作ったような笑いが込み上げる。
「『忌笑の剣姫』なんて剣聖でいいじゃん、スキル通りでいいじゃんさ」
ステータスを眺めながらそんなことを愚痴る。どうでも良いがなんとなく気を紛らわせたいだけなのに、どうしてもそうなってしまう。
「明日はこの世界の勇者と会うのか、嫌だな会うのは」
ベットの上は私の心の痛みを優しく包み込むように只存在している。何も口にしないで只あり続けることがどれ程今の私には嬉しいのか、誰も理解してくれない。待女も仕事の為なのか、それとも自殺するような雰囲気を感じさせているからそうさせているのか、待女ではない私には分からないが、何もかもが嫌なのだ。
「口説いてくんなアホ!!」
枕に顔を埋めてそう暴言を吐く。最近、イケメンの騎士が近づいてきては口説くような甘い言葉を口にしてくる。でもそんな事は心傷に新たな傷を付けていくような感じだ。誰でも求めているわけでも、心の穴を埋めるような存在を作りたいわけでもない。ただやりきれないこの気持ちを無くしたいだけだ。
「はあ、如何にも主人公的な昨日の顔を隠したマントの人が勇者だったらどれ程良いか、最近の切れ目のクールな感じの強いキャラみたいでいいし、強かったしあの人が勇者じゃなかったら剣聖止めてやろうか。逃げてやろうか」
私は布団の上でそんな風にぐだぐだしながらその一日を終わらせるのだった。たまの休みの日だっていうのに無駄に過ごしているように見えるが、剣の修行はしっかりとやったのと、やることは終わらせているから良いのだ。
「勇者は私を失望させないよね」
このテンプレのような異世界で、日本人らしき存在の影が僅かに存在している。それが何故だか私を失望させないでいた。多分私が元の世界に心の残りがあるからそうさせているのだと思う。
それに文明の低い世界なんて失望させること以外何もない。楽しみなんて魔法という異世界の不思議な力だが、私にそんな力など宿っていなかったが、魔法が効かないとうことが勇者の存在意義を失わせなかった。自分の中で効くか効かないかをできるという親切設計で、回復魔法も効かなくも効くようにも出来る。だから死なずに戦える。
「どんな戦いかたをするんだろうな」
どんな人でも良い。ただ私を失望させなければそれだけで。
そして若返った少女は明日に備え、眠りに就くのだった。
すいません、最近文章が乱れ気味で。今年の夏から来年は忙しくなるため、それまでに完結させようとしていることが原因です。忙しい時期が終わりましたら、完結した物を改訂版として再投稿し、無限転生の方もアナザーストーリーとして合間、合間に投稿するようにしたいです。
作者の都合で済みません。
(作者は学生だからね、もう勉強をしていかないとさすがに、試験合格するか分からないからね。他の人よりも難しいとか言われたから夏から頑張る様にしないと受かるか分からないから仕方ないよね。うああああ)
なんとかこっちは完結させよう。




