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勇者との面会まで あと3日

 異世界の勇者と出会う日まで残り3日となった。帝国への面会への手配などは全て協会関係者が行ってくれたため、やることはひたすら学ぶことだった。だけど、その間でも心の中にあることはどんな人が来るかの事ばかりだった。


「では、今日の魔法は終わりとさせて頂きます。異界の勇者様との面会まで残りの3日ですが、その間は帝国の観光をして英気を養ってください」


 魔法の授業を終えて言われたことは少し驚くことだった。僕のこことの中では会う日までずっと魔法やら歴史やらを学ばされると思っていたからだ。でも、気分転換にはいいと思った。

 それにスキルを使いたいと思ってた頃だったから丁度良かった。久しぶりにスキル本来の使い方をしよう。


「最適者、戦闘スキルを最適化させて」


 そう言うと、最適者は「はい」と返事をして、僕の言ったとおりに最適化させる。いつもはもっと人間味のある返事をしてくれるが、スキル本来の使い方ではない会話をここ最近していたので少し拗ねてるのだろう。

 だけど仕事はしっかりと行ってくれるようで身体に付いた無駄な筋肉が削ぎ落とされ、今まで扱ってきた武器に合わせていたり、武器の更なる使い方を鑑定から引き出して教えてくれたりと、その最適化の方法は多岐にわたる。


「ありがと」


 労いの言葉を掛けると少し嬉しそうに返事をして返してくれる。なんだかそれが無性に嬉しかった。


「じゃあ、後はスキルの統合をするか」


 スキルの統合は最適者が居なければ気付かなかった事だ。簡単に言えばフォルダに分けるような物なのだが、統合したときに元よりもほんの少しだが補助の効果が上がるのだ。だが、慣れなければその違いから逆に弱くなってしまうのだが、そこは最適者の力でその違いが起こらないように出来る。その御陰で最適化を行った日は一気にレベルアップしたように変化する。


「魔法を統合すれば威力が上がるのと、使用魔力の削減があるのか」


 スキル画面を見てそんなことを呟き、最適化を行う言葉を次に伝える。


「魔法スキルの最適化」


 それを行うと、身体に流れる魔力の淀みが無くなるのが分かる。言葉で表すなら少し怠いなと思うのが無くなるといった感じだ。この淀みは魔法を使うとその属性に偏ってしまうから起きるのであり、全属性を一定に使わなければ自然と起きる。それをスキルで無理やりやっているから何かしら弊害が起きそうだが、精霊に近しい存在になっているため問題なく行うことが出来る。


「悪魔の力に可能性を見つけないとな」


 悪魔は精霊に一番近いが、精霊ではない。そのことが半分だけ精霊になれる僕にはどうにか出来るのではとそう思わせる。どうしたら出来るかを少し考える。


「精霊自体がなんだ?外国だと魔物だって言われているゴブリンだって精霊だと言うところもある。精霊と魔物は違いはなんだ?」


 魔獣は只の動物が魔力に当てられて魔獣となる、それが理由と考えるなら精霊も当てられて魔物となるのかもしれない。それなら・・・


「最適者、因子について調べてくれ」


 因子という言葉は鑑定したときに出た言葉だったが、上位の存在によって全部見れなかったとうことがあったのを思い出して調べて見たくなった。


「そういうことか」


 知識が送り込まれて理解する。因子という言葉が自分の存在を変える事が出来る切っ掛けになることが分かったからだ。


「神は全ての祖にして、全ての因子を持っていて、その因子を用いることで神は生物を生み出したのか」


 最適者は更に情報を与えてくれる。


「神は神という種族にして、全ての種族を合わせた存在。一は全であり、全は一の存在であるから神になれる。神に近し存在は二人いて、一人は魂を集めた者ともう一人はその血肉とし成長している」


 神に近しいとは神に近づいているということなのか?血肉としているのは食べることでその姿に変身できるようになった僕の事かな?でも魂を集めているのは誰だ?


「悩んでも出てこないか、なら最適者!」


 そんな感じで調べさせてみるが情報は出なかった。そのことに少し残念になりながらその日は終わった。

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