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魔法の授業 その2

「じゃあ魔法の使い方を教えるね」


「うん!」


「魔法には魔方陣、詠唱、刻印、古代魔法、魔紙の五つがあるわ」


「へ~」


 意外と多いことに驚きの声を上げる。

魔法なんて詠唱か魔方陣くらいしか無いと思ってた。

てか、魔紙って何だ?

そこが凄く気になるけど後々教えてくれるだろうし今は聞かなくてもいいか。


「これも魔法のカテゴリーに入るんだけど、ちょっと特殊な精霊魔法があるの。それは精霊を使役して精霊が魔法を対価に魔法を使ってくれるのがあるの」


「おお!」


「もう一つあるんだけどね。これはちょっと違うんだけど・・・」


 クレアは少し悩んだ後、その魔法を教える。

だが、教えるとはいってもその説明を軽くしただけで詳細は教えてくれない。


「悪魔魔法もあるのよね。これは対価さえ払えばそれに見合った魔法をやってくれるわ」


「ねえねえ、その二つって何が違うの」


「精霊は仲良くなれば少ない魔力で普通の魔法と同じ事をしてくれるわ。それに精霊魔法は魔法とは少し違うのよ。魔法での防壁だと防げなくて、精霊魔法での防壁なら防げるのよ」


「精霊での防壁は魔法を防げるの?」


 ふと疑問に思ったことを聞いてみる。

 だって気になるじゃないか!

魔法の防壁で防げないならその逆もあるかもしれないじゃんか!

それが出来たら精霊魔法の方が強いってなるしね。


「防げるけど、相手の魔法の威力が強いほど防げないわ」


「わかった!」


 っち!

この世界は力でのごり押しが通ってしまうのかよ!

精霊がんばれよ!

もっと熱くなれよ!

ほらほら、おれも5歳児ながらこんなに頑張ってるんだお前なら出来る!


 そんなどこかのテニスプレイヤーのように心の中で精霊に激励する。

聞こえていないだろうがそこは気分の問題だ。


「悪魔はね対価さえ払えば魔法を使ってくれるの」


「対価って何でもいいの?」


「・・・うん、まあそうね」


 なんだか歯切れの悪い言い方だな。

前世だったら力で屈服させて使わせるとかか?

聞くのは怖いな。

歯切れが悪いって伝えにくいことだろうし。

よし、話題を変えよう。


「精霊魔法って僕でも使えるの?」


「使えると思うわよ。でもね、それには精霊に気に入られないといけないからそこが問題点かもね」


 精霊に気に入られる?

ということは汚れた大人の心では気に入られないかも・・・い、いや大丈夫なはずだ!

ほらさ、うん勇者補正があるはずだよ。

気に入られるっていうことに関して特大補正が掛かるよわかんないけど。

でも、勇者ったら白龍に乗って魔王城に行くとかそんな展開が普通だろ?

それか霊鳥だったりとか・・・まあ動物が勇者のパートナーとして大事だろ?

馬とかに乗って戦ったりとか憧れるじゃん?

だからさ、必要なんだよ。


 誰に言い訳しているのか分からないが延々と心の中でそう言っていく。


「精霊ってどうやったら呼べるの?」


「精霊に呼びかけるの、といってもここじゃあ意思の小さい微精霊しか呼びかけに応えてくれないけどね」


「おいでとかでいいの?」


「それでいいわよ。でもね、魔力をその時に混ぜたら来やすいけどね」


「わかった!やってみるよ!」


 小さい頃から魔力(?)を身体から喉に向けて動かして声に載せて出してみる。

そうしてみると身体から魔力が抜けていくのを感じると同時に、数多の気配が辺りを漂い始める。


「え、どうして!?」


 クレアがその光景に目を疑い驚きの声が隠すことなど出来ずに漏れ出てしまう。

だが、それに対してウィルは無意識に言葉を続ける。


「精霊を『最適化』」


 その声は人間味がない。

ウィルの声の筈なのにまるで別人のように聞こえる。

そんな声がその口で言われた。


「最適化!」


 クレアはそのスキル名を聞いて驚く。

何故この子がそのスキルを使えるのか?いや、無意識になのか?

そんな考えが頭をよぎるが、その考えは途中で掻き消される。

5年前の事件をおも超える魔力の嵐に包まれて・・・

 こっちの方も徐々に修正中。

よんでくださりありがとうございます。

テストの心配がまだありますが、多分大丈夫なので無視します。

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