魔法の授業 その1
わっくわく。
わっくわく。
魔法が楽しみだな~。
楽しみすぎてわくわくなんて言葉が自然に頭の中に浮かんでくるよ。
いや~5年も待った甲斐があった。
あ、でもここで魔法が使えないとかって無いよね?
魔法理論を最適化して少ない魔力で無双なんて戦いが出来ないとか絶対にないよね?
あったら身体をエルフにしてもう二度と人の姿には戻らないよ?
魔法という言葉だけで人としての人生を辞めようとしている人が一人いた。
多分、前世の記憶から出てくる有名な名言が出てくるだろう。
「俺は人間を辞めるぞ-」なんて言ってしまうかもしれない。
「ママ~、昼は過ぎたよ~。魔法を教えて~」
「はいはい。ちょっと待っててね、これが終わったら教えるから。あ、お婆ちゃんの方が分かりやすく教えてくれるかもよ?」
「いいの!ママでいいの!」
お婆ちゃんに教えて貰うという提案をされ僕は焦った。
お婆ちゃんに教えて貰う=残念な美人を見ることになる。
母親も今は知っているが、それでも残念な美人を見るのは中々辛い。
何故そこまで拒否するのか最近まで分からなかったが、思い出したことがあった。
それは前世での出来事だ。
初めての彼女の家に遊びに行ったときのことだ。
その時、彼女の部屋でゴキブリが出た。
どんな家にでもいるゴキブリが出たのだ。
彼女は悲鳴を上げ直ぐに殺虫剤をクローゼットかな?そこを開けて取り出したんだが、クローゼット中を見た途端・・・そこからの記憶がない。
気付いたら彼女と別れていた。
それが原因で残念な美人が駄目になったのだと思う。
あ、他にもあった。
これはとある動画サイト2828動画だったかな?
そのサイトで可愛いと思った子が、残念なマスクを付けて、残念な踊りをしていた。
それだけだったらまだいい。
その表情が凄く活き活きしていた。
何でだろう・・・それを見てからホントに駄目になった。
前世の記憶を思い出しながら、そんなことを考えているとその間に仕事が終わっていた。
そして、異世界での魔法がこの日初めて見ることとなった。
「魔法にはね、幾つかの属性・・・例えば火属性や、水属性、風属性とかね。その属性の中に二つに分ける方法があるの。それが陰と陽なの」
「陰と陽だと何が違ってくるの?」
「一番分かりやすく言うなら・・・陰は攻撃に特化した魔法が多くて、陽は回復系と補助が多いかな?」
「僕はどんな属性なの?」
黒以外の色は全部確認できた。
でもそれが全属性使いというわけにはならないだろう。
それに陰と陽を現す光なんて・・・もしかして最後の光か!
あれ?
俺、魔法使いまくって俺ツエ~できない?
勇者なのに?
そんな疑問を込めながらその言葉を言っていた。
「う~~~ん、ウィルわね~」
くそ、この母親渋る。
何か言いにくいのか?
何か言いにくいこと・・・あ、俺が勇者だからそれを鼻に掛けて意地悪しないようにどう現すか考えてるのか!
もう、弱い者いじめなんてしないし、子供を大人が虐めるもんだから、近所の子を虐めるなんてしないんだけどな?
「いい、ウィル。これは誰にも言っちゃいけないからね」
「うん!」
お、俺が選ばれし勇者だということを言うのに決心したのかな?
それ聞いたらなんて言おうかな?
桃太郎みたいに鬼退治を・・・いや魔王を倒すなんて言っていようかな?
ああ、早くのその口で俺は勇者だって言ってくれ・・・
期待の眼差しで母親を見ていると、意を決したように言った。
「ウィルはね、陰と陽どちらも使えて、闇属性以外の魔法を全部使えるの」
「え・・・?」
あ、そういえば俺の多属性って凄いのか?
幾つかの属性があったけど、この世界だと普通なんじゃないのか?
そこんところ忘れてた。
だから、母親は陰属性と陽属性の事を言ったのか。
成る程。
つまり、俺は俺ツエ~が出来るのか!
「普通は多くても一つか二つなんだけどね、ウィルは闇以外の属性が全部あるの。これは絶対に誰にも言っちゃいけないからね。言ったら悪い人に連れてかれるから絶対だよ?」
あれ??
全属性って(闇はないけど・・・)珍しいの?
勇者補正なの?
勇者だからどうしてもそうなるの?
転生してよかったわーーー!!!
身体全体で喜びを表し、そして怒られるのだった。
魔法の設定は無限転生と同じ。
設定を考えるのが面倒だから?それとも・・・?
こっから↓無視してどうぞ。
あ!
言うの忘れてました!
遅れてすいません。
夏休みとか、修正とかしてたら遅くなりました。
え、こっちの修正してないだろって?
気力が湧きませんでした。
そのうちやるんでそれまでこのままになります。
すいませんでした。
それと後書き長くなってすいません。