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王族に生まれたので王様めざします  作者: 脇役C
第一章 幼少期

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第11話「見つかりました」

「なぜ、奴隷商たちから逃げ出したの? 行きたいところがあったの?」

 少女が泣き止むの待ってから、そう聞いてみた。

「………」

 少女は口をぱくぱくさせたが、言葉は出ない。


 そんな少女に木の枝を渡した。

「それで文字を書いてごらん」

 そう言うと、少女は木の枝を見つめたまま困った顔をした。

 うん…? 通じてないか?


「農民で文字を書ける者は少数ですよ」

 先生がそうフォローをいれてくれた。

 そうか。

 みんな当たり前に文字が書けると思ってたけど、学校もなさそうだし、勉強している余裕もなさそうだ。

 文字を書くことなく人生が終わるのか。

 それがいいことなのか悪いことなのか、俺にはよくわからないな。


「………」

 少女は悲しそうに、もう一度口を開いて伝えようとしている。

 手話か読唇術でも使えたら便利なんだけどな。

 ん、読唇か……。

 唇の動きを追ってみる。

 これは横にのばしたからイ行で、舌の動きがR…

「うん、なるほど」

 全然分からん。


 少女は手のひらを差し出した。

 なんだろうと思って見つめていると、火が灯った。

 攻撃される!?

 と思ったら、ゆらゆらと火で描かれた図形が浮かび上がった。


「すげー……」

 思わずそう言葉が出た。

 マジカでこんなことが出来るんだ。

 きれいだな、これ。ファイヤーアートで路上パフォーマンスできそう。


「大したものですね、この年で。このようなマジカのコントロールができるとは」

 先生が炎の図形を見ながら言う。

「ノギス村の紋章です」

「ノギス村? ものさしみたいな名前ですね」

「そんな定規があるのですか?」

「あ、いえ。こちらの話です。それで、その村に何かあるのですか?」

「それは本人に聞かないと分かりませんね…。ただ、そこの村は戦争に巻き込まれた場所です」




 少女と一緒にノギス村に向かうことになった。

「だいじょうぶでしょうか」

 しばらく歩いたあと、先生に尋ねた。

 行きたいところ、ノギス村。

 戦争に巻き込まれた場所だという。

 そんなところに行きたい理由なんて、鈍感な俺にだって簡単に想像もつく。


 そこが、彼女の故郷。


「彼女が決めたことです。何も言うことはありません」

 さらっと無感情に先生はそう言った。

「何か含みがある言い方ですね…」

「奴隷商に彼女を返すべきという私の意見は変わりません。それでもなお、彼女の意見を尊重するというなら、私から何も言うべきことはないということです」

「そんな他人行儀なこと言わないでくださいよ。僕は若輩者です。意見があったら言ってください」

 若輩者というか、5歳児だな。


「では申し上げますが、王族である殿下がこのような事例にかかずらっている時間はないはずです。同じことを言うようですが、このような孤児はこの国に何人もいます。仮にひとりひとり救うことができたとして、何人救えるでしょうか?」

 先生はまっすぐ俺の眼を見つめて、そうはっきり言った。

「国民全員救う使命がある殿下が、今、この貴重な時間をここに使う価値があるとは思えません」


 そんな使命が俺にあるかどうかは別として……。

 下手な正義感をふりかざす俺より、先生のほうが正しいのだろう。

 でもちょっと少女に対して冷酷過ぎやしないだろうか。

 目の前の困っている人を無視するなんてな。


 とはいえ、先生の言うことも分かる。

 数人救えたとして、全体のほんの一部。

 現状は何も変わらない。

 俺に現状を変えられる力があれば、一番いいんだよな。

 力か……。

 ………。



「殿下、なにか考え込んでいるようですがだいじょうぶですか? 考えすぎは体に毒です」

 言い過ぎたと思ったのか、そうフォローを入れてくれる。

 先生は、俺に対しては過剰に優しい。


「だいじょうぶです。むしろ、考えが足りなさすぎでした」

 さっきからずっと考えていた。

 飢え。戦争。人身売買。

 これらはすべて、国が富めば解決できる問題だ。

 食べ物があれば飢えないし、他国から資源を奪う必要もないし、孤児もいなくなる。

 もっとも、他にも複雑な理由があるかもしれないが。とくに戦争とか。

 それでも食料を行き渡らせる、これさえできればかなり平和に大きく近づくことができるだろう。

 そのためには、水資源の確保。土質の改善。


 この2つさえ解決できれば。


 この2つとも、前世では解決されている問題だ。

 答えはもう前世の中にある。

 あとは、俺にできるかできないかだけだ。

 考えるんだ。

 俺の考え方ひとつで、この世界の不幸はもっと少なくなる。



 歩いていくにつれ、少女の顔が青ざめていく。

「だいじょうぶ?」

 なるべく優しくそう言った。

 疲れたのか? 幼い少女が歩くにしては、結構な距離歩いてるからな。

 少女は目いっぱい涙をためて、こっちをじっと見つめた。

 本当に人形みたいな子だな。青いガラスの瞳をしている。


「……」

 少女は頷きながらも、顔つきがやはり青い。

「休もうか?」

 顔をふる少女。


 一刻も早く故郷に帰りたいんだな。

 故郷というか、両親のもとにだな。

 5歳なんて、本当は子どもだ。

 前世では、あんな母親でもいなくなれば寂しかった。

 デパートではぐれたときには、もう家に帰れないかと思ってギャン泣きしたもんだ。

 今はあんな家に戻りたいとは思わないけどね。


 この子の両親はもう、この世にはいないかもしれないんだよな……。

 心配になってきた。

 とはいえ、俺ができることは彼女を故郷に送り届けることくらいだ。

 両親がいなくとも、彼女の親戚や知り合いが彼女の傷を癒やしてくれることを祈るしかない。


「彼女に名前がないと不便ですね」

 ふと思ったことを口にしてみる。

「そうでしょうか。必要はないと思いますが」

「暫定的に名前をつけますか」

「あまり感心しませんね。情が移りますよ」

 捨て猫拾ったときの母親みたいなセリフだな。


「情が移ってもいいじゃありませんか。短い間柄かもしれませんが、これも何かの縁ですし、ただの仮の名前ですし」

「殿下の好きなようになさってください」

 あまりに納得していない感じだ。ことごとく先生の意見に逆らっているから機嫌を損なってしまっただろうか。 

 まあ、好きにさせてもらおう。


「では、そうですね、アリスって名前でどうですかね?」

 少女と言われて真っ先に出てくる名前が、不思議の国のアリスだった。

 コードネームっぽくて、仮の名前に最適。かもしれない。

「聞いたことのない名前ですね。不思議な響きです」

 前世の発音だからな。

 少女、もとい、アリスもキョトンとした顔をしている。


「つかまえたぜ」

 そんなセリフが後ろから聞こえた。

「殿下!」

 先生の呼ぶ声とともに俺にツタがからまり、先生のところまで引き寄せられた。

 振り返ると、屈強そうな男がいまいましそうにこっちを見ていた。

 そしてその先に、アリスが口をふさがれ捕らわれていた。

 いつぞやの奴隷商だ。

 俺とアリスを確保しにきたのか。

 そして俺は先生に助けられ、アリスは確保された。


「おい、このガキかよ? その上玉をかくまっているというヤツは」

 取り巻きが5人。計6名。

「ああ、間違いねぇ」

「なるほど。ショタ好きの婆様たちに売ったら良い金になりそうだぜ」

 俺はショタ好き受けするらしい。


「約束どおり、お前には取り分を多くしてやるよ」

「情けねぇな。こんなガキにやられるなんてよ。まあ金になるならありがてぇ話だが」

「この金髪ボインのねえちゃんは、なかなかやりそうだ。俺たちで仕留めるから、ガキのほうはお前に任せたぜ」

 話は進んでいく。


 先生のほうを見る。

「殿下、一応申しておきますが、この少女を助けるつもりも、この奴隷商たちを倒すつもりもございません。殿下を連れて城に帰ります」

「いえ、この状況を解決します。しばらく時間をください」

 このまま城に戻られては、アリスとは今生の別れになってしまう。

 というわけで、この状況を解決するなんてのは、とっさに出たでまかせだぜ。

 解決できるイメージすら全然わかない。


「……わかりました」

 先生は腑に落ちない顔をしながらも、ツタを解いた。

 俺の意見を尊重してくれてありがたい。

 期待に応えたいところだが……。

 とりあえず、奴隷商の臨戦態勢をとかなければ。

 ……よし。


「奴隷商たちよ。お前達が望むものはなんだ? それとこの少女を交換してやろう」

 奴隷商たちは俺の言葉に、一瞬顔を見合わせた後、大声で笑った。

 そうだね、5歳児がこんなこと言い出したら俺でも笑うね。微笑ましく笑うね。


「こいつは10万イアはくだらねぇぞ。お前のお小遣いじゃまず無理だw」

 1イアあたりの価値が分からん。

 一般農民の賃金も分からん。

 ここらへんは、今後のためにも確認した方がいいな。


「金が欲しいのか?」

「そうだぞボウズ。金があれば何でも買えるぜ。人の命もな」

 なるほど。お金の大切さは、どこの世界でも一緒か。

 それなら俺は王族だから金持ってるし、ポンと一括で支払ってやろうじゃないの。

 ……というふうになれたらいいなぁ。


「金さえあれば、奴隷商はしないのか?」

「そりゃあなぁ。毎日豪遊する金があれば、働かないで遊ぶよなぁ?」

 人身売買は働くうちに入るのかね。


「よし。金をやろう。ついてこい」

「……は?」

 変装用の上着を脱いで先生に預け、きびすを返し歩き始める。

「おいおいおい。お前なにもんだ? その服、ただの平民じゃないだろ」

「身分を明かすつもりはない。金が欲しいなら黙ってついてこい」

「おい、俺たちはガキの戯れ言につきあうほどヒマじゃねえぞ」

「信じるか信じないかはお前達しだいだ」


 奴隷商たちは話し合い始めた。

 いいから捕らえちまおうぜ、という話も聞こえる。

 ただのガキじゃなさそうだし何か知ってるかもしれない、出任せだったらそん時に捕らえりゃいい、という意見も出てくる。

 そのうちに黙って後ろをついてくるだけになった。

 とりあえず、ガキの言うことを確認してみるということで話はまとまったらしい。

 我ながら上手く誘導できた。


 さて。ここからが問題だ。どうしたものか。

 警察に突き出すか。

 ここに公的な警察はいないが、自警団は存在しているらしい。

 まあ、当てにならんよな……。先生が黙認しているくらいだし。

 城に行って、父親に金くれと言おうか。

 無理だな。

 俺だけでこの人数を相手にするのも無理そうだ。

 ん、いや待てよ。


「水は、この世界ではいくらで売買されているのですか?」

 そう先生に尋ねる。

 日本ではむちゃくちゃ安いが、海外だと酒よりミネラルウォーターが高い国もあるという話も聞いたことがある。

 この国はどうだろうか


「1樽あたり100イアくらいでしょうか」

 先生は、それがどうかしたのかという顔をしている。

 さっき、アリスの値段が10万って言ってたな。

 1000樽か…。1樽いくらだ? 前世と同じ1バレルくらいあるのだろうか。

 1000バレルね。そんなに水量あるだろうか。


「先生、この水不足のために水級魔術師が全国派遣されているということでしたね?」

「ええ、そうですね」

「他には、たとえば、地面を掘って水を出したりとかはしていないのですか?」

「地面を掘って水が出る? そんなことがあるのですか?」

「ないんですか?」

「私の知る限りでは、そんな話は聞いたことがありませんね」


 この世界には、やはり井戸という概念はないのか。

 驚きだ。

 井戸なんて、前世ではだいぶ昔、紀元前とかからの時代からあるものだが。

 マジカで解決できるから、そんなことをしようという発想がなかったのか。

 逆に、前世の昔の人はよく地面掘ろうと思ったな。


「先生、もしかしたら水不足を解決できるかもしれません」

「……?」

 先生は驚いた顔をしている……のと、子どもの言うことだから真に受けてはいけないという顔の半々になっている。

「ふもとの魔族の土地は肥沃であるらしいですね? 雨が降るのですか?」

「雨は降りますね。それがなにか?」

「川はありますか?」

「ありますよ?」


「もし水不足を解消する方法が見つかったら、アリスのことを僕と同等に扱うことと、彼女に衣食住を提供することを約束してくれませんか?」

「殿下、私と取引をされるおつもりですか?」

 先生は驚いた顔をしている。

 気分を害してしまっただろうか。

 今まで無償で何かと俺のためにしてくれていた先生と取引だなんて、失礼だったかもしれない。

 でも。


「失礼を承知の上で、お願いします」

 胸に手を当て、頭を下げる。

 そんな俺を見て、先生はにこりと笑った。

「殿下は本当におもしろいですね。わかりました。そのような奇跡が起こりうるのなら、そのような願い事はかわいいものです。承りましょう」

「ありがとうございます」


「だいぶ、彼女に執心されているのですね」

「そうでしょうか」

 そうかもしれない。

「殿下も恋を知る年になりましたか」

「……いや、いやいやいや! アリスの境遇に同情しただけのただの偽善行為ですから!」

 5歳児に欲情したら、ただの変態じゃないか!

「そういうことにしておきましょうかね」

 ふ、と先生は笑う。

「期待しています。もし、水不足を解消されたなら、民はあなたを崇め感謝することでしょう」




 しばらく東に向かって歩く。

 だんだんと人気ひとけがなくなっていく。


 やることはひとつ。

 この地に眠る地下水を掘り当てること。


 どこに地下水があるか俺には分からない。

 今目指しているところにあるのかもしれないし、通り過ぎているのかもしれないし、まったくないのかもしれない。

 火山 地下水 場所 ってググりたい気分だ。

 まあググっても出てこないだろうけど。


 前世の日本だったら、簡単にできるんだろうな。

 水、出てこなかったらどうするかな。

 いちかばちか戦ってみるかな。

 負けても、先生がいるから命まではとられないしな。


 なんで俺ってマジカ使えないんだろ。

 せっかく転生したんだから、敵なし無双モードで人生過ごしたかったよ。どこかの主人公みたいにさ。

 そういや、小学校のときはヒーローになりたかったなぁ。

 父親の暴力から母親を守りたいと本気で思っていたんだよな。

 あんな母親を……。


 どこに生まれても、人って苦労するようになっているのかね。

 ……いや、

 アリスの人生に比べたらだいぶイージーモードだな。

 あんな年で……。

 なんとか救ってあげられないものか。

 

 この土地はカルデラで、そのふもとにある魔族が住む土地は、雨がふり川があるという。

 ということは、地下水は眠っているはずだ。

 できるだけ麓に近い方が出やすいだろう。


「おい、いつまで歩かせる気だ?」

 奴隷商がしびれを切らして聞いてくる。

「もうすぐです」

「そればっかりじゃねぇか。まさか俺たちをたぶらかそうというわけじゃねぇんだろうな?」

「着きました」


 もうこの辺で覚悟を決めよう。

 ここはカルデラのかんむり部分付近。

 つまり、山頂が凹んで残った山の外壁が、高く立ちはだかっている。

 5メートルくらいあるな。

 これを越えないと、魔族の麓にいけない訳か。

 魔族もここまで来ようとは思わないわけだ。


「こんな国の外れに何があるってんだ?」

「お宝が眠っている。ここを掘りなさい」

 指さす。

「お宝だぁ? よし、モイ掘れ」

「わかった」

 モイと呼ばれる男が返事をする。

 素直だな、こいつら。


 モイという男が手をかざす。

 すると、地面が液状のように揺れ始めて蟻地獄のようになった。

 こういうマジカもあるのか。土魔術の一種か?


「どうだ?」

「なにもねぇ感じだな」

 モイと呼ばれた男が答える。


「そんな浅くじゃダメだ。40ベンは掘ってくれ」

 あわててそう訂正する。

 ベンは長さの単位で、だいたい4ベン1メートルだ。

 つまり10メートル。

「40ベンだぁ? できるか?」

「わかった」

 ボーリング(掘削)技術は、機械加工の授業で習った。

 前世では機械というものすごい便利なものがあったがここにはない。

 その代わり、マジカという技術があるわけか。

 10メートル掘れるのか。

 割と軽く言っていたから、もうちょっと多めに言った方が良かったかも。

 10メートルくらいで、出るんだよな?

100メートルくらいだっけ?

 不安になってきた……。


 モイは、その蟻地獄をさらに大きくした。

 奴隷商たちは、固唾をのんで蟻地獄の中心をのぞき込む。

 蟻地獄が大きくなるにつれ、深度が深くなる。

 そろそろ出てきてくれ……。


 ……あれ? 今、こいつら突き落としたら勝てるんじゃね?

 あいつらが蟻地獄に飲まれているうちに、アリスを連れて逃げようか。


 そんなふうなことを思ってたら、奴隷商からざわめきが起きた。

 もしかして。

 俺も奴隷商たちと一緒にのぞき込む。

 中心に、水がこんこんとわき出てきていた。


「出てきた……」

 自分の口から、驚きの声が出てきた。

 出てくる可能性はあると信じてたけど、本当に出てくるとは……。

 良かった。


 水はやがて蟻地獄を浸し、池のようになった。

 水はまだあふれ出てくる。

 その光景は神秘的であり、生命の力強さを感じさせる何かがあった。

 奴隷商たちも、お宝のことは一切忘れているようで、その光景を見入っていた。


「殿下、これはいったいどういうことなのですか? 殿下はなぜここに水が湧くと知っていたのですか?」

 先生は俺の隣に立ち、源泉に視線を外さないまま俺に尋ねる。


「これは山の地下に眠っていた水を掘り起こしたに過ぎません。水は他でも湧きます」

「どうして、それをお知りになっていたのですか?」

「考えればわかることです。雨は地面にしみこみ、地中にため込みます。長い年月で大きな地下水となっていくはずです」

 もちろん考えたわけではなく、前世で習った知識です。


「殿下は、これらを見越して私に取引を持ち掛けたのですか? あの少女を救うために?」

「もちろんアリスを救うためですが、それだけではありません。この国に水路を引き、この国すべてに水を行き渡らせます。目の前の民を救えずに、国民を救うことなど、できない。そう思いませんか?」

 俺って昔から、こんな感じでそれっぽいことを言う癖あるよな。


 そんな俺のセリフを真に受けた先生は、しばらくあっけに取られた顔で俺を見ていた。

 そして胸に手を当て、膝をついた。


「殿下、私はあなたの力を見誤っていたようです。またさらに、あなたをこの国の王にしたいと、心から思いました」


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