1123。
カレンダー見る11月23日。
私一人の休日に
時が過ぎてく
冷たい風の吹く外の景色
リアル
空が青くて
一人沈み込んだ
水玉模様
シーツの上に目を閉じた
私のこの部屋
海の向こうにあなたが居る
夢の中を一人彷徨うのも
まだ眠りにつくのも早いから
一人膝抱えてた
まだ会ったことすら無くて。
この街の何処かで すれ違うはずも無くて
ぬくもりも知らない 貴方の匂い
探してた真夜中 眠れない時間
いつかを期待して 瞼を閉じた
扉の向こう
開く
いつかが いつまでも鳴り響く
サイレンみたいな胸の中
止まない雨 明けない夜
幻がいつも目の前ですり抜ける
走り抜けるヘッドライト
忘れる
着慣れないワンピース 季節はずれ
肌寒い一人の時間 佇む
遠い夜の向こう 波も黒く沈む 海の向こう
立ち止まる前に目覚めて
朝を迎える 日常の眩しさ 背を向ける
貴方がまるでいない休日
会ったことなんて無いのに
いつもテーブルに置かれた手紙
私宛ての
それが世界だから 貴方からの文字
いつか文字だけでなくて
貴方が魔法みたいに 現れてくれたなら
冷たくても暗くても ストーブ焚いて
鳥たちの羽根で 髪をとくように
あたたかく あたたかく
貴方を包む口唇に触れて
そこから顔を出した真っ赤な心臓
触れてみたい
身体の中にあるもの 貴方の一番深くて
くすぐったい その場所
私と取り替えっこしよっか?
全部が夢の中でつながって
あなたの居るその場所に行けたなら
1123。
時が過ぎてく。