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第14話 エレーナ・アルカディア【R15版】

らぶらヴなのは良いことだと思います。

挿絵(By みてみん)


――― なるほど、聖者殿から受ける快楽に、自身が生み出す快楽を上乗せするか。



 フェーリスは唸る。

 【自主規制】がもたらす快楽をのみを原資に相手が受け取る快楽を上書こうとすれば、必然的に片方は【自主規制】がもたらす快楽に支配されることになる。

 だが、【自主規制】の快楽に自分たち二人が生み出す快楽を上乗せすることで、相手から受け取る快楽の総量が【自主規制】のそれをを超え、女王も女騎士も【自主規制】の快楽に負けることなく、継続した【自主規制】液の採取が可能となる。



――― さすがはエルフの女王、冷静かつ的確な判断だ。



「リリアンっ、欲しいのぉ......あなたと......擦りあわさせてッ......!!」



 女王の声が、切なげに木霊する。

 右の太ももを相手の上に、左の太ももを相手の下に差し入れるよう、絡め取るように脚が巻きつく。


 互いの柔らかな【自主規制】を潰すかのように押し付け合い、硬く抱きしめあう。

 見つめあう瞳と瞳。

 その瞳が切なさに揺れると、腰と腰が密着した。



  ・

  ・

  ・



 二つの【自主規制】は互いを求めるかのようにわななき、そして重なり合った。

 【自主規制】のお腹がわにある【自主規制】が圧迫され、ピリっと電流のような性感が背骨を走る。



「リリアン、今度は私が動いて、一緒に気持ちよくさせてあげる。」



「エレーナ、様――っ」



 『様』はいらないわと微笑みつつ、腰を滑らせる。

 快楽が【自主規制】を抉る中、絡み合う脚の間で腰を擦り合わせていく。


 【自主規制】に貫かれた【自主規制】から、聖者の【自主規制】液に混じり、際限なく半透明な液体があふれ出る。


 【自主規制】に【自主規制】を押し当てると、リリアンは縋りつくよう、私を抱きしめた。

 

 【自主規制】液と混ざりあった【自主規制】をローションの代わりにして、【自主規制】感に尖った互いの【自主規制】をヌルヌルと当て合う。

 その度にぴりぴりと鋭い快感が背骨を伝って頭の奥の熱い部分に走っていく。


 【自主規制】だけじゃない。

 リリアンの震える肩の横に手を着き、全面を密着させるようにして【自主規制】もお腹も擦り合わせる。

 熱すぎるほどの体温が肌を侵して体を溶かしてくる感覚。

 何年も、何年も思い描き恋焦がれたすべてがここにあった。



――― リリアンっ、リリアンっ、リリアンっ!!



 もう頭の中は、彼女のことだけ。もう何も、他のことは考えられない。

 私の息は浅くなり、はっ、はっ、と短く息を切らす。すぐ鼻の先でリリアンの口も息をおののかせる。


 二人の呼吸が、乱れる。

 すぐ近くの彼女の目を覗き込みながら尋ねた。



「気持ち良い?リリアン。」



「エレーナ様っ、凄くッ――…、ひぁ!?あっ、あぁっ!」



「様、がまたついているわ、リリアン。」



「はッ…、ぁぁっ!?エレーナっ、だって――、くぁぁっ、ビリビリ…っ、して…っ、るっ!」



 上気したリリアンの顔がひときわ赤くなるのを間近で楽しむ。



「―――…っぅ!?あ、ひんっ、きゃっ、…ぁ、あくっ…、あくっ…、ぅ…」



 王国の藩塀たる騎士団。

 その中でも才色兼備をうたわれるリリアンが、私の腕の中で、【自主規制】と【自主規制】に悶える姿は、どうしようもなく愛おしかった。



  ・

  ・

  ・



 いつからだろう、リリアンへの想いが、単なる王と騎士の関係以上のものとなった瞬間は。


 リリアン、初めてあなたに出会った日、その鮮烈な印象は今も私の心に深く刻まれています。当時、あなたは幼く、王座の間で行われた儀式に、あなたの父親の手を握り参加していた。


 周囲の大人たちは緊張で足を固めていた中、あなたは一歩踏み出し、頭を下げた。その瞬間、空気が変わった。


 その小さな体から湧き出る純真と勇気が、周围の緊張を瞬く間に解きほぐし、その場全体を温かなものへと変えた。あなたの無垢な心が、私の何世代にもわたる経験と知識を積み重ねた心に、新たな光と希望を灯してくれました。


 それからというもの、あなたは王国の為に戦い、美しく、そして勇敢に成長していった。灯った希望が偶然ではなく、運命だと確信させてくれるかのように。


 しかし、このほんのりと甘い感情はどうしたものか。王である私が、そして女である私が、どう扱い、どう封じ込めるべきか。この感情をひそかに抱きしめ、心の隅に隠してきた。


 何も望まず、ただリリアンへの深い愛だけで充分だった。

 彼女が笑顔である限り、それが私にとっての最高の報酬、そして唯一の生き甲斐だった。


 その笑顔を近くで守り続けること、それが私の存在理由、そして何よりも価値ある目的と信じていた。


 女王と騎士という立場、そして私たちが女であるという事実。これが長い間、私の言葉を封じていた。

 それが、咲き誇らんと願う花を永遠に咲かせずにいるようなものだとしても。


 だが、待っているだけでは何も変わらない。今、この瞬間が、その花を咲かせるための瞬間であると、心の底から信じている。


 リリアン・ヴァレンシア。

 王国でもっとも優れた騎士。


 そして今、心より語りかける。



――― 私だけの騎士様。



  ・

  ・

  ・



 リリアンの興奮に濡れた瞳が、私に先を求めるよう促す。

 勃ち上がった【自主規制】を、押し潰すようにお尻をくねらせると、彼女の指が震え、身体が浅く弓反った。



「あぐっ、あくっ、ひっ、あぁあっ!くにくに…、いい…っ、はぁっ、ん!」



「リリアン、愛してるわ...今までも、これからも、ずっと...ずっと愛しているのッ......!」



「あ、あ、あっ、ぁっ、あッ!エレーナッ――。ひぁ、痺…れ…ちゃ、だめぇ!」



「いいわ、リリアン、もっと、感じてっ...リリアンの【自主規制】も、こんなに立ってる」



「胸も、なん…て、うぁ…っ。その、動かし方……、あた、…る……、やぁ……っ」



 リリアンの【自主規制】に私は自分の【自主規制】をしっとりと重ねる。

 彼女のお椀型は私の【自主規制】に柔らかく潰れ、肌に吸いついてきた。


 私のは彼女のよりも少し小ぶりで硬いけれど、今なら官能を与えられるだろう。

 身体をくねらせて、上品で小さな【自主規制】をわたしの【自主規制】で挫き、こりこりと刺激する。


 快感に喘ぐリリアンの姿は刺激的だった。

 汗と【自主規制】液の混ざったぬるぬるとしたお腹をすり合わせながら、唇を塞ぐ。

 ほどよく薄い彼女の唇は呼吸を求めて開きっぱなしだから、すぐに舌を入れることができた。



――― にちゅ、にちゅ、にる、にりゅ――。



 舌を絡め取って、ざらつきをこすりつていく。



「んちゅ、ぁ、ん…っ。リリアンの舌っ、柔らかい…。」



「はぁ、んぁ、――はぁ、あんっ!あ、ぅ、ぅ…っ、ちゅぱっ」



 【自主規制】の裏を根元から先端に向けて舐め上げ、舌先の唾液を啜る。

 リリアンも懸命に、柔らかく舌を包み込もうとしてくる。

 でも、腰をすり上げると、すぐにその動きは硬くたどたどしくなる。



――― 一生懸命なリリアンも、感じているのを隠し切れないリリアンも可愛い…



 唾液と唾液を混ぜ合わせるようにたっぷりとリリアンの【自主規制】で舌を動かし、【自主規制】の動きで【自主規制】をこそぐ。


 ぴんと伸びて来た舌を唇で食んで啜り、二度三度その動きを繰り返すと、彼女の舌はだらしなく唇から差し出すように伸びて来た。


 ずるずると唇で扱いてから、彼女の瞳を覗き込む。



「んッ、チュッ......可愛いわ...リリアン。」



「はぁ……、ぁ……、ぅ……っ」



 リリアンの頬を撫で、私は脚の間で体をくねらせた。

 祝福を通じて、彼女の快楽が伝わってくる。



「――はっ、あっ、アっ、擦れてっ、んぁっ!?」



 【自主規制】の先にある【自主規制】をこすり合わせると、リリアンの顎が跳ねた。

 見届けて、その腰の動きを小刻みにする。

 さっきまでの泳ぐような動きじゃなくて、安らぐ暇を与えない腰の使い方。



「うっ、あっ、ゃっ、あっ、ンくっ!あ、はっ、エレーナ、速…っ、ひゃ、こん、な――ッ!」



 開いた彼女の足が、私の体の横で震え、空を掻く。

 息が早くなっているのが分かる。


 動きを落としてほしいのか、腕が伸びて私の首にさらに強く縋りついてきた。



「あっ、アンっ、エレーナ、さ…、速……、だめっ、だめぇっ!ひっ、ああっ、くぅ…ッ!」



 驚くほど強い力でリリアンの腕が首を掻き抱いてくる。

 でも、私の脚はまだ緩まらない。


 脛に力を入れ、ずり、ずり、ずり、と、ベッドを揺らすと、リリアンは頭を振って喘ぎはじめた。

 美しいブロンドの前髪を額に張りつかせ、汗と涙で頬を濡らしている。

 お【自主規制】だって、もうびしょびしょに泣いている。

 時折、細い太ももが私の腰を挟んでくるけど、快感なのか、止めようとしているのか分からない。

 そしてどっちだとしても、もう私も止めらない。


 ジンジンと股間から快感が広がって来る。

 間断なく腰をすりつけていく。


 ぬるぬるの【自主規制】が【自主規制】を押し潰し、エレーナは私の首に泣き縋った。



「だ、め…っ、これ――ッ。こんな、ひぁ、ああっ!?エレーナ、だめ、ほんとにもう、だ、ン――!」



「――リリアン、見ててあげますよ。」



「――――……ッ!!あっ、ああっ!ひゃぐ、んぁっ、あああっ!あっ、あっ、あああっ!!」



 首に回された腕の力が、名前を呼んだ瞬間に信じられないくらい強くなる。

 聖者殿の【自主規制】がもたらす快楽に、彼女との快楽が上乗せられ伝わってくる。

 腰がびくびくと跳ね上がった。浮いていた足が何度も宙を漕ぎ、リリアンは痙攣したみたいに、体をぶるぶると震わせる。


 大量の【自主規制】液が溢れて魔法のベールの上に染みを作る。



「ふふっ、イッちゃったのね、リリアン。」



「はぁー…、はぁー…、ぁ……。……っく」



「今度は、私もイクから。―――今度は、私の鳴き声も聞かせてあげるわね。」



「エ、エレーナ――。ああっ!?ひゃ、だめぇっ。いま、イったばっかり――ひっ、あッ、んぁ、あっ!」



 またお尻を動かし、再び悦びを与えはじめる。

 擦れ合って広がる【自主規制】の痺れに、私は声を抑えずに歓喜を口から漏らす。


 その声に煽られるように、リリアンはまた悦びの声を上げはじめた。


 さっきよりも大きく、あられもない声で。

ブクマ評価感想いいね、ありがとうございます。とても嬉しいです!

面白い、続きが気になる、アイザック達の冒険エッチだな!と思っていただけましたら


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で応援いただければ幸いです! 今後も投稿を続けていく『大きな励み』になります!


この小説のR18版はこちらです。

https://novel18.syosetu.com/n3442ih/


===


同じ世界の違う時代の話、


【ぼく食べ】僕を食べたくないと、僕の上で君は泣いた


を下記で連載開始しました。


少年と人魚の少女のボーイミーツガール。

なお、人魚は人間を食べます。


https://ncode.syosetu.com/n9294ih/

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