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第6話 エルフの女王

挿絵(By みてみん)


「おお、これがエルフの王城か。」



 前に広がるのは素晴らしい大自然と高度な魔法が交錯する世界であった。木々は普通の森とは一線を画する透き通った緑を放っている。それぞれの葉は細かい文様が刻まれており、ひとつひとつが独自の魔法を纏っている。水晶体もまた空間に点在し、光を放っている。それは単なる装飾品ではなく、高度な魔法の源であることをアイザックはすぐに理解した。


 フェーリスは慣れた表情で周囲を見渡す。それでも、この王城の独特な雰囲気には少し驚いている様子だった。


 疲れて眠り続けているレイラとセリーナは別室に通され、そこで休ませることにした。


 女騎士リリアンが堂々と先導し、高い天井と広々とした通路に足を踏み入れた。両側の壁は緻密な彫刻で装飾されており、それぞれがエルフたちの歴史を織りなす一章である。戦士、賢者、そして神々までが幾重にも重ねられた美術によって描かれている。


 壁に触れると、アイザックとフェーリスは微かな魔法の波動を感じる。それはこの壮麗な通路がただの装飾品でなく、長い時間と数多くの手がかかって築き上げられた文化の積層であると認識させる。照明も緻密で、各彫刻を照らす煌びやかな魔法の灯りが、その存在感をより一層高めている。


 やがて、彼らは広い扉の前に立つ。リリアンが軽く手を振ると、扉は無音で開いた。


 リリアンが一歩前に出て、清冽な声で報告する。



「聖者様を連れて参りました。」

「皆様、こちらが我が女王、エレーナ・アルカディア陛下です。」



 王座に座っていたのは、外見年齢が14歳ほどの美少女。紫に近い深い青色の瞳は智慧と深遠なる力に満ち、その視線はゆっくりと一人ひとりに触れる。顔立ちは清らかで、まるで月明かりに照らされた湖のような透明感がある。長いプラチナブロンドの髪は波のように流れるものであり、その先端には紫と金色のビーズがちりばめられていた。


 服装はエルフの伝統と高貴さがふんだんに取り入れられている。透き通るような白いローブには、細かい金糸で織りなす幾何学的な模様が描かれており、それが微妙な光と影を生んでいる。袖口と裾には紫色の装飾が施され、その紫は瞳の色と響き合っている。腰に巻かれた金色の帯がローブの緩やかなシルエットを引き締めている。


 特に目を引くのは、その胸元に輝く緑色の宝石。それはエルフ族が信仰する自然の神々への敬意を象徴していると同時に、エレーナ自身の魔力の源でもある。



「聖者殿、そしてそのお仲間よ。ようこそ我が王国に参られた。それで、我がエルフの王国に足を踏み入れたのは、一体何ゆえか?」



 その声は優雅でありながら、そこには何世代もの長い時間を通じて築き上げられた貫禄と威厳が滲んでいた。



「事前の使者を通してお伝えした通り、私たちはこの神秘的な森に封じられたエロティア様の神殿を目指しています。しかし、リリアン殿からこの森が現在面している危機について伺いました。この美麗な王国、そして森に何が起きているのか、私に何か力になれる事があれば、この困難を乗り越える手助けをさせていただきたいと願っております。」



 アイザックはその言葉に確固たる意志と深い誠実さを込めた。



「なるほど、その覚悟、心より感謝いたします。この危機を乗り越えるため、ぜひとも貴方の力をお借りしたく存じます。」



 女王は深く目を閉じ、僅かな間に居合わせた者たちに対して人払いの合図を送った。



「リリアンから詳しく状況を伺っているのですね?」



 慎重に、しかし確信を持って、アイザックは頷く。少女の顔立ちの女王からは、多くの世代にわたる深い知識と痛みがあふれ出ていた。



「大地の生命力を取り戻すため、強い神聖な力が宿った生命の源たる力が必要なのです。しかし、これを供出いただくたことは、あなたに大きな負荷を与えることになるでしょう。」



「神からの祝福を受けた聖者殿、2リットル......貴方の精液を2リットル、我々に捧げていただけませんか?」

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この小説のR18版はこちらです。

https://novel18.syosetu.com/n3442ih/


===


同じ世界の違う時代の話、


【ぼく食べ】僕を食べたくないと、僕の上で君は泣いた


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少年と人魚の少女のボーイミーツガール。

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