第5話 攻防戦 その5【R15版】
「み、見て下さいっ!ヴィオレッタ選手の【自主規制】に、魔力が集まっていきます。すごい、凄い量です!一体何が始まろうというのかっ!!!」
ヴィオレッタは自身の全ての魔力を集め、一つの巨大な【自主規制】を創り出す。
それはまさに荒れ狂う暴風雨のよう。
その力強さは、最終決戦の騎士の如く、存在感で周囲を圧倒する。
レオナルドが再び観衆に向け、実況を始める。
「そうだ、ヴィオレッタ選手は諦めない!
彼女の闘志は灯火のように揺らぎながらも絶やすことなく、今、煌々と輝いています!
魔力が彼女の【自主規制】に集中して、その大きさ、その強さはまさに絶世!
全ての魔力を集めた、ヴィオレッタ選手の反撃の狼煙!
彼女の体全体から強大な魔力が噴き出し、それが彼女の【自主規制】に集中しています…!」
観客席に座る女神エロティアが目を輝かせながら微笑み、彼女の行動を解説する。
「ヴィオレッタが使おうとしておるのは、その名も『ヴィオレッタ・ファイナル・ストライク』。
全ての魔力を結集し、その力を一点に集中させることで強大な快感を生み出す彼女の秘策じゃ。
生み出される巨大な【自主規制】、それは彼女自身の全ての力と【自主規制】らな欲望を具現化したもの。一度その一撃を受ければ、相手は深淵へと引きずり込まれ、その快感から逃れることはできまい。これが決まれば、セラフィルには逆転の余地はなかろうよ。じゃが全身を触手に犯されたまま、果たして放つことができるか?!」
「ン、……っ、ぁ……ン……ッ」
セラフィルの触手が容赦の無い愛を以て、ヴィオレッタを責め立てる。
その一本一本に、彼を感じる。
――― ンッ、く、は、セラフィルの愛撫、また【自主規制】っちゃう...でもっ!
エロティアの解説が終わるのを待っていたかのように、ヴィオレッタは残された力を振り絞り叫ぶ。
「これが最後の一撃よ、セラフィル...!『ヴィオレッタ・ファイナル・ストライク』!!!」
その声は室内に響き渡り、空気すら震わせる。
それと同時に、彼女の【自主規制】が煌々と光り、セラフィルに向けて突き進む。
その一瞬、時間が止まったかのような静寂が広がる。
魔力の波が彼を包み、強力な快感が彼を襲う。
それは愛による蹂躙であった。
ヴィオレッタの唇、指先、【自主規制】、セラフィルとつながり、愛し合いたいと願うその心が彼を包み込んだ。
「ああ…ヴィオレッタ…!」
その極限の刺激に抗えず、強い【自主規制】を込めて彼女の名を叫ぶ。その瞬間、彼の全身から強烈な【自主規制】が爆発し、【自主規制】へと達する。その【自主規制】は、彼の肉体と心を一気に解放し、彼はその【自主規制】の波に身を委ねる。
「やぁぁ、ソレ……っ、また【自主規制】ッちゃ――、【自主規制】ッちゃうよぉ......」
【自主規制】から、欲液が心臓の鼓動に合わせるかのように吹き上がる。
くちゃりくちゃりと魔力にかき混ぜられた【自主規制】は、温かいうるみを垂れ流す。
「いや、ンっ、はぁ、はぁっ、んっく――あっ、あっ、あッ、あーっ!」
セラフィルの【自主規制】がこだますし、レオナルドの実況が再び始まる。
「こ…これは!セラフィル選手が…!彼が【自主規制】に達した!」
しかし、ヴィオレッタもまた、セラフィルの巨大な触手からの【自主規制】に耐え切れず、
「ああ…!セラフィル…!」
と【自主規制】へと駆け上がる。
その声は室内に響き渡り、セラフィルとヴィオレッタの熱い戦いを証明する。
「ぁっ、ンっ、はぁ……っ、ぁ……っ、はぁっ!」
そして触手に縛られたまま、背を仰け反らせ、愛のしぶきを迸らせた。
二人の身体は導かれるように、始まりのダブルベッドの上で折り重なった。
互いに体を痙攣させ、【自主規制】はヒクヒクと蠢いている。
【自主規制】は戦いの余韻にひたるように、収縮を繰り返していた。
豊満な胸に、少年の顔が埋もれる。
少年の手が、赤い髪を優しく撫でた。
レオナルドの声が震えながらも絶叫する。
「ああ…これは!セラフィル、ヴィオレッタ、二人ともが【自主規制】に達した! それぞれが最大限の【自主規制】を体験している!この一体感、この結束力、これが真の戦いです!」
エロティアの穏やかな声が再び響く。
「これが真の戦い、真の【自主規制】。
これこそが、セラフィルとヴィオレッタの全てを尽くす闘い。
二人の戦いは、我らが思い描いていた以上に激しいものじゃった。
実に良いものを見せてもろうた。
この勝負、引き分けじゃ!!」
エロティアの声に、闘技場は二人の戦いを称賛する歓喜の声に包まれた。
それはまるで巨大な渦のようで、空気さえもが緊張と高揚で振動していた。
場内は歓喜と興奮で充ち溢れ、二人は強烈な【自主規制】に心地よく包まれ、眠りについた。
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翌朝、恋人たちが目を覚ますと、闘技場の喧騒は消え、代わりに静寂が広がっていた。セラフィルはゆっくりと起き上がり、ヴィオレッタの寝顔をほんのりと微笑みながら眺める。
「ん…おはよう、セラフィル。」
ヴィオレッタも目を開け、その瞬間にセラフィルの存在に気付く。彼女の目は昨夜の戦いの疲れを感じさせない明るさで輝いていた。
「おはよう、ヴィオレッタ。よく眠れたか?」
「うん、あなたが隣にいたから、ぐっすり眠れたわ。」
セラフィルはヴィオレッタにゆっくりと接近し、優しくキスをする。そのキスには昨夜の激闘と同じくらいの情熱が込められていた。
起き上がり、ベッドサイドのテーブルに置かれている金色の小箱を見つけた。
「これは何だろう?」
箱を開けると、中には紫の宝石がセットされた美しいペンダントが眠っていた。
「これは…私たちが失った力を取り戻す鍵かも。エロティア様がそんなことを仰っていたもの。」
ヴィオレッタはペンダントを手に取り、セラフィルの首に掛ける。すると、紫の宝石が輝きを放ち、セラフィルの身体に染み渡る温かい力が流れた。
「これは…確かに、力が戻ってきた。」
「私たちの愛と冒険を見守ってくださっているのね。」
セラフィルはヴィオレッタの手を取り、優しくキスを交わした。
その瞬間、宿屋の部屋が一層明るく照らされ、二人は新たな力を得たことを確信した。
「今日は何をしようか?」
「うーん、もしかしたら、昨日の闘技場での出来事を祝って、どこかへ出かけるのもいいかもしれないわね。」
「それはいい考えだね。どこに行くか決めよう。」
ヴィオレッタは身を起こし、セラフィルの目をじっと見つめる。
二人の間に流れる空気は、昨日の戦いでさらに深まった絆を感じさせる。
「じゃあ、街へ出かけて、新しい旅の計画を立てよう。」
「わくわくするわね、次どんな街に行くのか楽しみだわ。」
二人はベッドから降り、新しい一日と新しい冒険に胸を躍らせながら、部屋を出て行った。
その背中には、前日の激闘で勝ち得た確かな愛と信頼が刻まれていた。
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この小説のR18版はこちらです。
https://novel18.syosetu.com/n3442ih/
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同じ世界の違う時代の話、
【ぼく食べ】僕を食べたくないと、僕の上で君は泣いた
を下記で連載開始しました。
少年と人魚の少女のボーイミーツガール。
なお、人魚は人間を食べます。
https://ncode.syosetu.com/n9294ih/




