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第2話 女神エロティア

・・・んっ、んぁっ、あっ、、、


ほんの、ほんの少しだけ・・・からかうつもりだったんじゃがのう



 挿抜は、都度じんわりとした心地よさを身体の奥に送り込んでくる。

 膣の中に心地よいリズムの圧迫感を感じつつ、わらわは思い返した。


  ・

  ・

  ・


「感じるぞい、わらわの聖典に疑いの目を向ける者の、心の声を感じるぞい」


 わらわはエロティア。

 性と愛を司る、偉大なる女神じゃ。


 性とは『さが』と読み、すなわち持って生まれた性質やそのものの宿命のことを指す。そして愛とは、その対象が存在することを、肯定すること。この世に存在する多様な性質全てを抱きしめて、それらが存在することを肯定する。世界に遍く多様性、すなわち可能性を象徴する女神こそ、わらわエロティアなのじゃ。じゃから、わらわは愛くるしい幼女の姿をしており、可能性を象徴しておる。


 じゃが、わらわの愛は「存在することの肯定」で、「存在の肯定」ではありはせん。この世には善も悪も、法も混沌も、喜びも悲しみもある。それらが在ることはわらも認める。じゃが、悲しみや苦しみ、邪悪を認めることことはできぬ。

 誰かが経験すべきものではなく、避けられるべき事柄であると思うからじゃ。身を裂くような哀しみにとらわれた者を前に、それが仕方のないことだ飲み込めなどと言えようか。


 わらわは性と愛の女神エロティア。

 人々の喜びと幸せに満ちた生こそがわがの喜びよ。


 そのため、わらわの聖典には人と人とが想いを通じ合わせるための様々な知識が複数巻に分かれて記載されておる。


 さて、心の主は、エメラルドグリーンの瞳に茶色のショートヘアをしたハーフエルフの小僧じゃった。

 小僧はわらわの聖典の内、性的なコミュニケーションをまとめた巻の『江戸四十八手』の項目を、一心不乱に読み進めておる。


「本当にこのようなことが可能なのか?」


 小僧の心の声を聴く。


 聖典に書かれた内容は、わらわが書き記したもの。

 その内容に、疑いを向けられたとあっては、ひとつ正してやらねばなるまいて。


  ・

  ・

  ・


 はじめは、ほんの少しからかってやるつもりじゃった。

 小僧の服を一枚一枚脱がせていく中で、服の上からでもわかるほど、小僧のそれは膨らんでおった。


「どれどれ」


 好奇心が、確かめよと囁いた。

 自然と指が伸び、優しく小僧の恥部を暴き出す。


「これはまあ、なんと立派な、、、」


 現れたそれは、まるで母上《美の女神》が造形したかのような、なんとも見事な色と形をしておった。


 のどの奥が、ゴクリと鳴った。これを中に入れたら、どのような、、、、と思うと、少し濡れてくる。


「ふふふっ、試させてもらうとしようかのう」


 顔を真っ赤に赤らめた可愛らしい小僧を顔を、わらわは見上げ微笑みかけた。




感想をいただけると欣喜雀躍として喜びます。

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