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戦争の噂

受「・・・はい!A級ボス『ワイバーン』の討伐を確認しました!おめでとうございます!」

全「よっしゃーーーーー!」


冒険者ギルドでの報告を済ませ報奨金を受け取る。A級のクエストを達成しただけあり、お金が物理的にも金額的にも重い。


マ「じゃあアキト?盗られないうちにしまおうか」

ア「却下。もう少し金貨とか眺めてたい」

キ「私もマホの言うとーりにしまったほうが良いと思うよ」

サ「ああ、周りの冒険者の目がギラついてるし、何よりお前顔が崩壊してるぞ」

ア「チッ・・・『空間接続』」


アキトが適当に開けた穴から倉庫にカネの袋を放り込む。日はとうに暮れており、ギルド内の酒場は冒険帰りの人たちで溢れかえり、活気付いている。ギルド内の至る所から食べ物の良い香りが漂ってきてもうたまらん!何が言いたいのかって?


マ「もう無理。おなかすいた・・・」

キ「三日とはいえ干し肉と水だけだとつらい・・・」

サ「しょうがねぇだろ。アキトもキズナも食材の保存に魔力使い続けられる訳でもねぇだろうし」

ア「俺は特に食への欲なぞ無いからな。いやーアンデッドって便利だわー(笑)」

マ「よし、おごるか殺されるか選べ」

サ「おいせめて注文はしようか。あまりの空腹にキズナが死んでる」


ついに近くのテーブルに突っ伏し沈んだキズナは、アキトに「ヤベッ」と思わせる程の顔をさらしていたらしい。うわ黒歴史・・・


□   ■   □


十数分後、各人の前に並べられた料理を挙げると。


アキト:スライスされた二枚のパンにトマト、チーズ、ハンバーグ、レタスなどが挟まれたハンバーガーのようなものが数個。大きさは両手に収まるほどだろうか。隣には酒っぽい何かが注がれたジョッキ。


キズナ:とにかく大きなエビフライ二本と、季節の野菜がふんだんに使われたサラダ、コーラっぽい飲み物が片手ほどの大きさのグラスに一杯。


サトル:大量の寿司とおにぎり。そして緑茶。全て異世界転生者であるサトルがこの酒場に伝えたもので、客から人気が出たらしく、メインメニューの一つとして定着予定。


マホ:イチゴと生クリームをこれでもかとばかりに使った一人サイズのホールケーキ。まだ食後にコーヒーが三杯ほど来るらしい。


さあではいざ念願のおいしい食事ッ!さよなら干し肉生活!


マ「はあー!生き返るぅー!コーヒー最高!」

サ「寿司うまい・・・」

キ「何か泣けてきた・・・・・・アキトは一体何してんの?そしてなんで目が輝いてんの?酔ってんの?つかそれ酒なの?」


なにやら狂気の沙汰な顔で周りの話し声に耳をそばだてている。・・・それにしても、確かにいつもより騒がしい。何か事件でもあったのだろうか?


ア「酒じゃねえし。周りから戦争がどーだとか聞こえてきたから『うわ乱入したい』と考えていただけですが、なにか?」

サ「やめとけよ思考が物騒なんだから。戦争なんて行ったところでどうにもなんねぇって」

ア「俺にとっては大破壊の絶好の機会だからな!試したい魔法もあるし!(グッ)」

キ「私にとっては大・・・救済?のチャンスだからね!」


我ながらなんだろ大救済って。言葉って難しいね?


マ「・・・ところでさ、さっきから『エムトピア』って国名が聞こえるんだけど。これってサトルの故郷の国だよね?本当に行かなくていいの?」


すでに二杯目のコーヒーを片手にマホが問う・・・というより、落としにかかる。


サ「なッ・・・・・・」

ア「もちろん行くよな?」

サ「・・・クソ・・・行く」

ア「落ちたな」

キ「落ちたね」

マ「早かったな」

サ「うるせー。一応親がいんだよ」


至福の食事を終えた後に噂の真偽を確認したところ、本当にエムトピアで戦争が起きているらしいと分かった。そしていつもの宿に帰り、明日の予定を相談する。まあ、もうほぼ決まってるんだけどね!


ア「では、明日の朝ギルドに集合!4人そろい次第エムトピアに向けて出発する!荷物は『空間接続』でぶっこむので明日ギルドまで持ってくる!以上、解散ッ!」

他「はーい(うっす)」


・・・アキトのテンションは最後まで高かった。

今度こそ書ききる!たとえ文章力が低かったとしてもッ!

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