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名前


言い訳しても?

…いや、この空気をどうにかしたかったっていうそれだけでですね!?

私、話しやすいよ、どう?話しかけてみない?

…って感じを出してみようとしたんだよ!!!


「血、吸う!?女、お前は吸血鬼だったのか!!殺せ!!!」

「違います!人間です!!違うんです!!」

あぁっ!凄い誤解されたっ!吸血鬼も好きだけど!

違うから。私は人間だからぁっ!てかここドコ!?


と必死抵抗するものの、兵士達が一気に私の方に走りよってくる。


あ、終わった。

と今度こそ死を確信したとき、


「止まれ」


と今まで無言で私をにらんでいた人が一言言うと勢いよく私に向かって走ってきていた兵士達がピタッとその場で止まりました。


た、助かった?

困惑しながらもその人を見ました。

うぉー、、また見てきてるぅー。


「………女。お前、名前は」

突然口を開いたと思ったらそう言ってきました。辛うじて文章から尋ねられているのだとわかります。

名前…名前…。

これ、本名言っていいのかな。怪しいよね。


どうしよう、前よんだラノベに「名前は易々と教えてはいけない」って書いてあったような…。


どうしようか悩んでいると、いつの間にか背後にたっていたイケボさんが、

「どうした、言えないのか?吸血鬼」

といってきました。

いや、だから、吸血鬼じゃないんですって。

ん?そういえばやっぱり私をにらんでくるこの人は何て言うんだ?


「人に名前を尋ねるときは自分から名乗るのが礼儀だと思うのですが」


……………口が滑った。

いや、心の中で思ってたはずなのに私のバカ!!

名前とか何にも知らないけどこの人絶対凄い人だって!こんなに生意気な口聞いてると不敬罪で処されるよ!


「…女ァ…」


ひぃ、後ろのイケボさんが怖いよぅ!でももう言っちゃったもん。


仕方ないもん!


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